福島県いわき市の奇跡の里芋「長兵衛」から生まれたアイスクリーム発売 Oisix2021年2月26日
安心・安全な農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地は、食品宅配Oisixで、福島県いわき市産の里芋「長兵衛」を使ったアイスクリームの販売を始めた。
里芋「長兵衛」アイスクリーム
福島県いわき市は、東日本大震災で放射能汚染による風評被害と2019年は豪雨による水害の被害を受けた。里芋の「長兵衛」はこれらの災害にあいながら、品種の特性と生命力の強さで生き残り、現在も種芋が引き継がれている。
同社は、東日本大震災から10年目となる今年も無事に生育した里芋「長兵衛」の美味しさをより楽しんでもらおうと、同商品をクラフトアイスクリームブランドのHiO ICE CREAMと共同で開発した。
アイスクリームの素材である里芋「長兵衛」は、8代続く農家の白石長利さんの家で代々受け継がれてきた自家採種の里芋。白石さんは、2011年の東日本大震災による風評被害の後から福島産の農産物の魅力を伝える活動に取り組む中で、代々受け継いできた里芋「長兵衛」の味わいや食感の良さを再認識し、地元の飲食店などと協力して里芋「長兵衛」を広めてきた。
2011年の東日本大震災では、種芋が地中深くに埋まっていたため廃棄を免れ、さらには2019年の豪雨による水害でも、この里芋が生育特性上、水害の被害を受けにくいことがわかった。地元では、味の良さに加え、災害などにも奇跡的に乗り越えられた品種であることと、里芋「長兵衛」が農業経営を強くし、自家採種という伝統もあり、福島県の野菜の魅力を伝えられる農産品の一つと考えられている。
里芋「長兵衛」アイスクリームは、クラフトアイスクリームブランドのHiO ICE CREAMが製造。同社がアイスクリーム製造で取り入れているスモールバッチ製法はまとまった量の確保が困難な素材を使うことができ、産地の特徴を最大限に活かすことができる。この開発技術をいかし、ローストして香ばしさをだし、食感をうまくいかしながら里芋「長兵衛」のなめらかな風味をいかしたアイスクリームに仕上がった。
「HiO ICE CREAM(長兵衛里いも&ミルク)」は、95ml×4で1620円(税込)。2月25日から Oisix クラフトマーケットコーナー と、3月4日からOisix 東北応援特集で販売。売り切れ次第終了。Oisix会員のみ購入可能。
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