「生協の2030環境・サステナビリティ政策」を策定 日本生協連2021年5月25日
日本生協連は5月19日、持続可能な社会を実現するために全国の生協で推進する2030年までの政策「生協の2030環境・サステナビリティ政策」を策定し発表した。
全国の生協は「人間らしいくらしの創造と持続可能な社会の実現」を理念に掲げる組織として、持続可能な開発目標(SDGs)を実践している。今回策定した「生協の2030環境・サステナビリティ政策」の実施によりSDGsの実現へさらに貢献。具体的なアクションプランである「10の行動指針」と、2030年にありたい姿をイメージし設定した「2030目標」により構成されている。
■「10の行動指針」と「2030目標」
(1)エシカル消費に対応した商品を拡大 ・普及させ、エシカル消費に共感できる消費者を社会の中に増やしていく
(2)生協事業のサプライチェーン全体と、組合員の生活における温室効果ガス排出削減に取り組む
<2030目標:CO2排出量を2030年に2013年度比で40%削減>
(3)再生可能エネルギーの開発を通して、日本における再エネ導入量を増加させるとともに、持続可能な地域づくりに貢献する
<2030目標:2030年までに年間発電量4億kWhの再生可能エネルギーを開発>
(4)生協事業で使用するプラスチック製容器包装と紙を削減します。また、持続可能な原材料への切り替えを進める
<2030目標:使い捨てプラスチック製容器包装の使用量を2030年に2018年度比で25%削減、商品カタログに使用する紙使用量を2030年に2021年度比で25%削減>
(5)生協事業から排出される容器包装等の回収・リサイクルを、組合員とともに推進
(6)生協事業ならびに組合員家庭から生じる食品廃棄物・食品ロスの削減を進める
<2030目標:食品廃棄物を 2030 年に2018年度比で 50%削減>
(7)サプライチェーンを通して、人権を尊重し環境に配慮した「責任ある調達」を進める
(8)組合員とともに環境保全活動を推進し、自然共生社会の実現を目指す
(9)環境・サステナビリティに関わる諸課題を解決するために、新たな協働の取り組みにチャレンジする
(10)生協の環境・サステナビリティに関わる取り組み状況を積極的に公開し、社会との対話を進める
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