地方特産品を中国でEC販売「地場産 JAPAN」8月から本格始動2021年8月18日
SHKライングループ、新日本海フェリーの商社部門の新協和商事は、旅行会社H.I.Sの中国現地法人H.I.S中国と協働し、中国のECサイトで地方特産品を販売する支援事業を開始。中国の消費者に向けて、日本各地で作られる特産品を紹介し、そのブランド価値を浸透させていく地方創生プロジェクトで、6月の試験運用を経て8月から本格的に取扱いを始める。
取り組みは第1弾として、山口県の特産品11品目を試験的にH.I.S中国が運営するECサイト「日貨小舗」に6月から掲載。トップページのバナーエリアに「山口県物産展覧」が表示した。みかんジュースや高級醤油などを山口県の特産品の紹介ページに展開したところ、一部の掘り出し物好きな中国消費者の関心を集め、地道にブランドの浸透を図っている。
中国のECサイトには、中国の消費者から人気も評価も高い日本製の食品や飲料が多数掲載されているが、購入されているのは大手メーカーなどが製造販売する「有名銘柄」が大半を占めている。特色豊かで良質な「地方特産品」は、2019年までのインバウンド効果もあり、一部は知名度が上がっているが、ほとんどが膨大な商品情報量の中に埋没。ECサイトに掲載してもなかなか購買にはつながっていない。
H.I.S中国の「日貨小舗」は、日本製品に特化した物販サイトで、新型コロナウイルスの影響で日本へ渡航できない中国人旅行者を中心とした会員向けに、日本製品をネット販売。同社は、会員のニーズに応え、渡航再開後の日本各地へのツアーの企画・催行や集客のため、地方特産品の販売は有効な手段としており、新協和商事が企画する「地場産JAPAN」プロジェクトに共感。協働で山口県産品を取扱うことになった。
新協和商事は「日本各地の特色ある良質な食品や飲料を、中国市場に丁寧かつ地道に浸透させ、コロナ後の日本各地へのインバウンド需要の喚起に繋げていくことを"地場産JAPAN"のコンセプトに据えている」として、今後、地方各地の特産品の取り扱いを各道府県に本格的に働きかけていく。
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