外食店のデリバリー・テイクアウト コロナ禍の消費者調査2021年8月30日
外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は8月27日、外食店によるデリバリー・テイクアウトの取り組みと店内飲食利用意向の関連についてアンケートを実施した。コロナ禍で、利用したことがなかった外食店のデリバリー・テイクアウトを利用した人が32.5%。利用後、そのお店を「店内飲食でも利用したいと思った」人は72.5%だった。
調査は7月1日〜12日、首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女にインターネットで調査。有効回答数は1万7件。同調査によると、コロナ禍以降、「利用したことがなかった」外食店からのデリバリー・テイクアウトの利用者は32.5%、「利用したことがあった」外食店からのデリバリー・テイクアウト利用者・計は35.4%。「知らなかった」外食店からデリバリー・テイクアウトを利用した人でその後「店内飲食でも利用したいと思った」人は72.5%。すでに「実際に利用した」人も17.4%。また、「定期的に利用していた」外食店からデリバリー・テイクアウトをした人でその後そのお店での「店内飲食での利用意向が高まった」人は59.6%で、すでに「実際に利用した」人も14.5%。外食店によるデリバリーやテイクアウトへの取り組みは、新規顧客獲得とリピーターの利用促進の両方に有効といえる。
一方、「店内飲食でも利用したいと思った」理由として、「味」「価格」の他に「他にも食べてみたいメニューがある」「お店で出来立てを食べたい」等が上位になった。具体的には、「調理法や味つけがよかった」(58.8%)、「価格がお手頃だった」(54.3%)、「他にも食べてみたいメニューがある」(42.8%)、「お店で出来立てのメニューを食べたい」(33.7%)など。「店内飲食でも利用したいと思わなかった」理由は、「割高だった」(35.8%)、「コロナ禍のうちは店内飲食を避けたい」(32.2%)、「店内飲食するなら他にもっと行きたいお店がある」(28.3%)と続いた。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日