ロボットフレンドリーな環境構築支援事業に採択 日本惣菜協会2021年10月1日
日本惣菜協会は、経済産業省の事業「令和3年度 革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」に採択された。同事業の執行管理団体は日本機械工業連合会(JMF)。同協会は、ユーザーの小売り・惣菜製造会社と、課題解決のためのトップ技術を持つ企業と、ロボットフレンドリーな環境を構築し、ロボット・AI の実現場への導入を推進する。
経産省は、人手不足が深刻化している、施設管理、小売・飲食、食品製造の3 分野について、ロボットフレンドリーな環境構築に向けた検討を行う場として、「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース」(TF) を立ち上げ、2020年にその検討結果を取りまとめた。
食品分野では、特に惣菜・弁当などの中食の盛り付け工程は自動化の難易度が高く、現在、その工程の大半を人手で行っている。人手不足への対応と労働生産性向上、工場における三密回避には、盛り付け工程を自動化し、無人化・省人化を目指すことが必要という結果になった。
柔らかく不定形の食品を、迅速に見栄え良く盛り付けることは、ロボットには極めて難易度の高い作業。実現するには、高度な技術を活用した高価格なものとなり現場実装が進まない。そこで、ロボットにとって盛り付けしやすい盛り付け方法や、掴みやすい包装容器など、ロボットにやさしい環境を構築するため、ロボットフレンドリーを推進する事業に、600社強の惣菜関連企業を会員に持つ同協会が代表として選ばれた。
ロボットフレンドリー加速のため、惣菜盛付ロボットの開発経験を持つ(株)アールティ(RT)が参画。惣菜盛付協働ロボット「Foodly」を惣菜企業3社に導入し、各種ロボットフレンドリーな環境の検討を進める。さらに、RTの協力で、生産性を重視した盛付ロボットシステムの開発を株式会社FAプロダクツと食品ロボットシステムで実績の高いコネクテッドロボティクス株式会社を中心に進め、マックスバリュ東海の工場に導入を計画している。また、ロボットフレンドリーな環境とともに盛り付けロボットモジュールを将来的に広く活用してもらえるよう、FAプロダクツとともに導入・保守スキームやリース企業大手とリースおよびレンタルスキームを検討。さらに、人材派遣会社のウィルオブ・ワークと連携しているRTとともにロボット派遣スキームの検討を進める。
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