野菜にロックを聴かせた「ロッキンベジタブル」生産 ノースエレメンツ2021年10月6日
事業プロデュース、農業6次化事業を手がける株式会社ノースエレメンツ(北海道札幌市)は、音楽と農業のインタークロス事業を開始。野菜にロックを聴かせた「ロッキンベジタブル(R)」を生産する。
ビジネスモデルのイメージ
同事業は、野菜にロックを聴かせて育てた「ロッキンベジタブル(R)」を生産し、農家の新たな商品化とブランディングを行い、音楽業界には旧譜を含む楽曲のプロモートの場を提供するもの。音楽と農業の異色な組み合わせにより、新たな市場を開拓する。
「ロッキンベジタブル(R)」は、従来の市場流通させるための規格選別を行わず、不格好、半端、扱いづらいと言うネガティブイメージのある規格外の野菜を、多様で個性のあるユニークな「ロックな野菜!」と定義。多くの人に親しみを持って楽しんでもらうことで新たな価値を生み出す。また、食育や食品の廃棄ロス問題の解決、常備食や震災食としての活用など幅広く社会課題の解決を行い、SDGsの目標達成促進もめざす。
同事業を起案した総合プロデューサーの殿木達郎氏は、2000年に音楽とITの企業を創業後、2012年に北海道で同社を創業。同プロジェクトは、「コロナ禍で閉塞感漂う社会に、ワクワクする面白い事業を通じて展開し、野菜を通じて笑顔で元気な世の中を作りたい」という思いで、その源となる生産農家を応援することがコンセプトに始めた。
今後は、2022年春の作付け時期に本格稼働し、「ロッキンベジタブル(R)」ブランドの野菜と缶詰などの加工食品の販売を予定。北海道を皮切りに全国の賛同農家と連携、47都道府県の「ロッキンベジタブル(R)」を展開する。すでに今夏から、実験生産をおこなっているニセコのトマト農家、アムリタファームの「ロッキンベジタブル(R)トマト」を使ったレシピを、同プロジェクトで食をプロデュースする食作家の園山真希絵氏が今秋オープンする飲食店での採用が決まっている。
また、音楽については、アーティストから音楽ファンまで幅広く募る「ロッキンベジタブル(R)サポーター」によって選曲されたプレイリストの楽曲を野菜に聴かせる。出荷時に消費者は選曲者と何を聴いて育ったかがわかるQRコード付きの「ロッキンベジタブル(R)」ステッカーで音楽を楽しめる。
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