東京の学童で水耕栽培 学童×農業×給食の食育プロジェクト始動2021年11月4日
ソシオークグループは、新たな食育プロジェクト「てしおにかけて、育てて食べよう~マイファームde食育プロジェクト~」を開始。東京都内の学童保育施設で3か月かけ、子どもたちがペットボトルを用いて小松菜を育て、最後には家で調理して食べる「食育プログラム」を実施する。
食育プログラムを受ける子どもたち
同プロジェクトは、「食べ物を育てること・育てたものを収穫すること・収穫したものを食べること」を子どもたちが体験することで、命の大切さや農家の想い、育てることの苦労と喜びを学ぶことを目的に学童施設を運営する明日葉、てしお夢ふぁーむ(三重県桑名郡)、学校給食を提供する葉隠勇進の3社が協力して実施する。
子どもたちがてしお夢ふぁーむの小松菜を自らの手で種から育てて食べるという過程を10月から小松菜の収穫を迎える12月までの3か月間に渡って行い、収穫までの間は、芽が出たタイミングや根を張ったタイミングで自分の小松菜を観察し、絵日記をつけて野菜の成長を体験する。
また11月には、てしお夢ふぁーむの農場とオンラインでつないで行う農場見学を実施。プログラム期間中に、葉隠勇進から小松菜を使った給食レシピ動画を提供。収穫後に自分で育てた小松菜をおうちで調理し、美味しく食べるところまでを体験する。
ペットボトルで小松菜を育てる水耕栽培キットを制作
プロジェクトを実施する板橋区立高島第五小学校では、葉隠勇進が学校給食を提供し明日葉が敷地内の放課後対策事業「あいキッズ」を運営している。10月13日に始まったスタートのイベントでは、食育クイズを行い小松菜について学び、種付けを実施。プログラム前半の小松菜にまつわる食育クイズを出題には、「日本で食べられるようになったのはいつから?」「どのような栄養素が含まれている?」など、子どもたちは積極的に手を挙げて回答していた。また、プログラムの後半では、ペットボトルで小松菜を育てる水耕栽培キットを制作。「水の量ってこのくらい?」「このやり方で正しいかな?」など、職員や隣の席の子どもと確認し合い、慎重に進めていた。今後は育成ノートに成長を記録しながら世話をする。終了後、参加した子どもたちからは「楽しかった」「育てるのは大変そうだけど楽しみ」などの感想があった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日