家庭用菜種油など油脂製品 2022年2月から値上げ J-オイルミルズ2021年12月2日
J-オイルミルズは12月1日、油脂製品の価格を改定することを発表。2022年2月1日納品分から、家庭用菜種油製品などの値上げを実施する。
同社は、油脂製品の主な原料である大豆や菜種、パーム油などの急激な原料コスト上昇にともない、4月1日と6月1日出荷分から30円/kg以上、8月2日納品分から50円/kg以上、11月1日納品分から30円/kg以上の価格改定を実施。その後、順調な収穫の進捗と米国の在庫率が回復する見通しで軟調な展開となったが、世界的な植物油脂需要から大豆油のコストは引き続き高値水準で推移している。
一方、菜種相場は油脂コストの高騰と主産地のカナダでさらなる生産量見通しの下方修正による需給ひっ迫と、在庫が枯渇する懸念から再び騰勢を強めている。加えて今夏の干ばつによる影響を受け、カナダ産の菜種が記録的な低油分で推移しており、菜種油コストの上昇が見込まれている。
同社は、環境問題の高まりを受けたバイオ燃料向け需要の増加など、原料価格の構造的な変化も見据え、今後も安全・安心で確かな品質の製品を安定的に届けるため、2022年2月1日納品分から製品の価格改定を決めた。
対象製品は、家庭用菜種油製品、業務用菜種油製品、加工用菜種油製品で、改定額は、いずれも1kg以上あたり40円。
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