九州農産物通商と「あまおう」の輸出トレーサビリティ実証に成功 Chaintope2022年1月20日
株式会社chaintope(福岡県飯塚市)と九州農産物通商株式会社(福岡県福岡市)は、ブロックチェーン技術を活用し、福岡県のブランドいちご「あまおう」の台湾向け輸出トレーサビリティ実証に成功した。
JA粕屋(北部プラザ)で作業の様子
日本の農林水産物や食品の輸出増加が見込まれる中、同実証事業は、ブロックチェーン技術の振興を進める福岡県の事業の一環として行われ、2020年8月には、福岡県産ブドウの香港向け輸出トレーサビリティ実証に成功。今年1月には、JA粕屋産の「あまおう」を対象に同様の実証を行った。
JA粕屋は福岡県が誇るブランドいちご「あまおう」の優れた産地の一つ。同いちご部会は、九州農産物通商とともに、台湾への輸出に早期から取り組み、台湾の農薬使用基準に対応した栽培を行っている。
台湾店舗(SOGO台北忠孝店)で販売の様子
同実証では、JA粕屋の出荷担当者にスマホアプリを利用し、産地や出荷日時などの情報を記録。九州農産物通商が、その情報を記録した「あまおう」を台湾の店舗へ輸出した。台湾の店舗「SOGO台北忠孝店」を訪れた顧客には、「あまおう」のパッケージに貼り付けたQRコードを通じて産地情報の確認と、トレーサビリティに関するアンケートに回答してもらった。
ブロックチェーンTapyrus を用いたアプリケーションのイメージ
なお、同実証ではChaintopeが開発するエンタープライズ向けのブロックチェーン「Tapyrus(タピルス)」が採用された。Tapyrusは、複数の法人で共同運営するコンソーシアムの方針に合わせて、新しい記録を分散台帳に書き込む際のルールを設計でき、公開されているオープンソースソフトウェアを利用して、誰でも自由に分散台帳を閲覧できる透明性をあわせ持つ。開発者はTapyrusプラットフォームの各種サービス(特許技術を含む)を利用し、ブロックチェーンの複雑な要素技術を意識せず、安全にアプリケーションを開発できる。
同社は、今回の実証で構築したシステムをトレーサビリティAPIとしてサービス提供している。問合せは(メール)info@chaintope.comへ。
重要な記事
最新の記事
-
チョットで済まない「チャットGPT」【小松泰信・地方の眼力】2025年11月26日 -
鴨川メガソーラー問題 「谷埋め盛土」に崩落の恐れ 専門家が学習会で指摘2025年11月26日 -
【TAC・出向く活動パワーアップ大会2025】部門間連携で担い手支援 JA部門全農会長賞 JA秋田なまはげ2025年11月26日 -
甘味資源作物は食料安保の基幹 生産意欲持てる対策を 主産道県が集会2025年11月26日 -
鹿児島黒牛、安納芋、うなぎ 鹿児島の味「ふるさと便」で販売中 JAタウン2025年11月26日 -
愛媛県産オリジナル品種かんきつ「紅まどんな」販売中 JAタウン2025年11月26日 -
ルーマニアで戦う卓球日本代表選手を「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年11月26日 -
「岐阜県産 和牛とお米のフェア」12月1日から開催 JA全農2025年11月26日 -
株式会社ISEKI M&D(松山)周辺の清掃活動行う 井関農機2025年11月26日 -
COP30で気候変動と持続可能な農業に関する共同声明を発表 井関農機2025年11月26日 -
レベニューシェア方式で「ミニ白菜」静岡で販売 農業総研2025年11月26日 -
AIとICP分析の融合による次世代型土壌診断技術を開発 国際農研2025年11月26日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月26日 -
愛媛・宇和島 CORLEO FARM産「コル'マドンナ」のケーキを販売 カフェコムサ2025年11月26日 -
邑久町漁協と「第6回産直会議」環境省「自然共生サイト」日本最大級の登録申請を確認 パルシステム2025年11月26日 -
北海道オホーツクの農作物をSAF原料に活用 中高校生向け探究学習プログラム実施 東京農業大学2025年11月26日 -
日本生協連「UCDAアワード2025」企業総合賞と専門家賞2商品を同時受賞2025年11月26日 -
長野県に「コメリハード&グリーン真田店」12月10日に新規開店2025年11月26日 -
足立区から感謝状 国際協同組合年に美しく安全な街づくり パルシステム東京2025年11月26日


































