"農業SaaS"事業 マイクロソフトのスタートアップ支援プログラムに採択 ノウタス2022年7月4日
家族農家が持続可能な社会の実現をめざすFaaS事業を展開するノウタスは7月1日、 マイクロソフト社が提供する、革新的な技術やサービスを有するスタートアップ企業を対象としたグローバル支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択され、最大約3850万円分の開発環境・各種ツールの提供を受けることを発表した。
同社はマイクロソフト社の支援を得て、FaaS( Farming as a Service )の拡大を加速。異業種の個人や企業の農業参入を促進し、多様な農業ソリューションにより家族農家が持続可能な社会となることをめざす。
FaaS( Farming as a Service )は、農家向けアプリケーションや各種データを、農家だけでなく企業・金融機関向けにも提供することで異業種の農業参入を支援するサービス。農家向けには、農業特化した各種アプリケーションやIoTサービスを展開する。農家の応援消費に特化した産直EC「ノウタスモール」や、許可型ブロックチェーンの技術思想を採用。山間部のオフライン環境でも金融取引を可能にする「ノウタスPay」、気象データやIoT機器との連動による「ノウタスお天気」、プライベートと事業が混在しがちな家族農家向けの「ノウタス家計簿」等の各種アプリケーションを提供する。
異業種企業・金融機関向けには、農家向けに構築した機能をSaaSとして提供し、各社の自社サービスへの組み込みを可能にする。また、各種アプリケーションは共通IDで提供し、データの収集分析によるスコアリングサービス「農スコア」を提供する。
FaaSアプリケーションは、Azure上に構築。アプリケーションに搭載する個別機能では、AzureのAIやBlockchainなどのサービスを利用することで開発の効率化を行い、素早いサービス展開・改善を実現する。また、農業に特化した開発部品を集約したシステム開発フレームワークNDF(Notas Developer Framework)をFaaSのシステム開発に使うことで、複数サービスで共通の使用感で操作が可能。農家や企業がサービス導入時にかかる学習コストの低減を図る。
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