聞いて話そう発達障害 オンラインも併せグループトーク開催 パルシステム東京2024年7月10日
生活協同組合パルシステム東京は7月22日、新宿本部で発達障害がある子どもたちの支援団体から話を聞くイベントを開催。八王子市での学習支援のようすを紹介し、参加者がそれぞれの体験で感じる気持ちなどを話し合う。
八王子市での学習支援活動「寺子屋」のようすを紹介するのは、支援団体「ポレポジさぽーと2」の代表佐々木美幸さん。「寺子屋」では、教員や学習指導員としての経験を持つメンバーが週1回、個別に宿題などのサポートや子どもたちのおしゃべりに耳を傾け、保護者とも定期的に成長で感じることを話し合う。これらの活動を通じた佐々木さんの経験や思いを伝え、発達障害を考え向き合う参加者と団体メンバーでのグループトークを予定している。
「ポレポジさぽーと2」は、アフリカスワヒリ語で「ゆっくり行く」という意味の「ポレポレ」と前向きを意味する「ポジティブ」の言葉をかけあわせ名付けられた。子どもたちが「自分ができること」を見つけ、「そのままの自分」を受け止めてくれる場所となり、ゆっくり前向きに成長していくことを見守る。みんなでのおもちゃ作りなどの体験の機会も設け、「自分もまあまあできる」と子どもたちが自信を持てる場になることをめざしている。
助成金の活用で活動を応援
2022年度の文部科学省の調査によると、通常学級に在籍する小中学生の8.8%に発達障害がある可能性がある。学習や対人関係で困難を抱える傾向があるため1人ひとりの特性に寄りそった成長の見守りが大切だが、集団行動を求められることの多い学校生活のなか、「自分だけできない」との思いを抱える場面もある。
「人」を大切にした社会づくりを理念に掲げるパルシステム東京は、これらの子どもたちを支える「ポレポジさぽーと2」の活動に賛同し、事業剰余を財源とする「市民活動助成金基金」での助成をしている。資金面での応援に加え、見えづらい課題に向き合う団体の経験を紹介し、同じ思いを持つ人たちをつなげていくことで活動の輪を広げる。
◎「聞いて話そう、発達障がいのこと ~子どもの成長に寄り添った活動から~」開催概要
日時:7月22日 10時30分~12時
会場:パルシステム東京新宿本部 2階第1会議室(新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿)/オンラインZoom開催
定員:各20人(応募者多数の場合は抽選)
締切:7月11日12時
参加費:無料
重要な記事
最新の記事
-
果樹産地消滅の恐れ 農家が20年で半減 担い手確保が急務 審議会で議論スタート2024年10月23日
-
【注意報】野菜、花き類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年10月23日
-
【クローズアップ】数字で見る米③ 委託販売と共同計算2024年10月23日
-
【クローズアップ】数字で見る米④ 委託販売と共同計算2024年10月23日
-
千葉県で高病原性鳥インフルエンザ 今シーズン国内2例目2024年10月23日
-
能登を救わずして地方創生なし 【小松泰信・地方の眼力】2024年10月23日
-
森から生まれた収益、森づくりに還元 J‐クレジット活用のリース、JA三井リース九州が第1号案件の契約交わす2024年10月23日
-
食品関連企業の海外展開に関するセミナー開催 関西発の取組を紹介 農水省2024年10月23日
-
ヒガシマル醤油「鍋つゆ」2本付き「はくさい鍋野菜セット」予約販売開始 JA全農兵庫2024年10月23日
-
JAタウン「サンゴ礁の島『喜界島』旅気分キャンペーン」開催2024年10月23日
-
明大菊池ゼミ・同志社大上田ゼミと合同でマーケ施策プロジェクト始動 マルトモ2024年10月23日
-
イネいもち病菌はポリアミンの産生を通じて放線菌の増殖を促進 東京理科大2024年10月23日
-
新米「あきたこまち」入り「なまはげ米袋」新発売 秋田県潟上市2024年10月23日
-
「持続可能な農泊モデル地域」創出へ 5つの農泊地域をモデル地域に選定 JTB総合研究所2024年10月23日
-
「BIOFACH JAPAN 2024」に出展 日本有機加工食品コンソーシアム2024年10月23日
-
廃棄摘果りんご100%使用「テキカカアップルソーダ」ホップテイスト新登場 もりやま園2024年10月23日
-
「温室効果ガス削減」「生物多様性保全」対応米に見える化ラベル表示開始 神明2024年10月23日
-
【人事異動】クボタ(11月1日付)2024年10月23日
-
店舗・宅配ともに前年超え 9月度供給高速報 日本生協連2024年10月23日
-
筑波大発スタートアップのエンドファイト シードラウンドで約1.5億円を資金調達2024年10月23日