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東日本大震災15年「原発事故被災者応援金助成活動報告会」開催 パルシステム連合会2026年1月14日

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パルシステム連合会は1月8日、「東京電力福島第一原子力発電所事故被災者応援金2024年度助成団体活動報告会」をオンラインで開催。事故発生から15年を控えるいまもなお、被災者に寄り添い活動する助成団体からの報告を聞き、これからの支援のあり方を考えた。

報告会では、募金した利用者や役職員が参加し、助成団体を代表して「福島の親子とともに・平塚」(神奈川県平塚市)代表の小嶋倫子さんと、「震災ストレス研究会」(福島県南相馬市)の米倉一磨さん、杉田和人さんから話を聞いた。

「福島の親子とともに・平塚」は、子どもの長期休暇中に福島県内に暮らす家族を神奈川県に招き、自然体験や交流会を行う保養活動を続けている。2025年は春、冬、夏の3期で11家族18人を受け入れた。小嶋さんは「資金面の行き詰まりや支援者の高齢化で活動を中止する団体が増えており、予定数以上の申し込みを受けるほど申込数が増加しています」と実態を紹介した。

参加者は、リピーターより新規の家族が多いという。「普段は放射能を心配する胸中を明かすことができない若い世代の親がいます。『交流会でようやく、子どもへ心中を語ることができました』という声も聞きました。原発事故の記憶を次世代へ語り継ぐ機会にもなっています」という。

助成金では、交流会や学習会で使用するプロジェクターを購入。「小さな施設でも映像を投影できるようになりました。今後は子育て世代同士が交流する機会もつくっていきます」と抱負を語った。

人に語ることで心的負担軽減

震災ストレス研究会からは、PTSDなど心の傷を受けた人が自身の経験を語る「おらもしゃべってみっが」の活動が報告された。同会は心療内科医の蟻塚さんを中心にスタートし、人に語ることで精神的な負担の軽減を図るとともに、原発事故を語り継ぐ活動を続けている。

「おらもしゃべってみっが」は2025年、南相馬市などを会場に5回開催。語り手には、自主避難したことに負い目を感じ続ける医療従事者や、津波を目の当たりにしてしまった人などがおり、いまもつらい記憶がよみがえるという。

米倉さんは「沖縄には、80年前の沖縄戦でPTSDとなり、いまも影響が残る人もいます。戦争や震災で受けた心の傷が癒えることはありません」と、活動の意義を述べた。

杉田さんからは、2025年に2回訪問したウクライナの事例が紹介された。現地では、チェルノブイリ原発事故やロシア侵攻により精神的ストレスを負った子どもたちが多くいる。治療法の一つとして、絵を描いてもらい「心の中を吐き出す」療法(アートセラピー)が一般的だという。

助成金は、告知を含めた開催費用に活用された。米倉さんは「語り手のプライバシーに配慮するため、これまでは参加を限定した開催がほとんど。今後は参加していない人にも伝える方法を考えていきたい」と話した。

交流会や検査費用などに活用

パルシステムは2011年から、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故の被災者を応援する活動を続けている。その一環として利用者に呼びかける「東京電力福島第一原子力発電所事故被災者応援金」は、2024年4月1日から2025年3月31日までに総額1110万5360円が寄せられた。2025年度は甲状腺検査や避難者交流会、保養キャンプなどに活用されている。

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