新規就農者支援プラットフォーム「アグティー」開始 井上寅雄農園2020年11月26日
井上寅雄農園(長野県佐久市)は、新規就農者がプロ農家から農業を教わることができるサイト「アグティー」を、開発を進めてきた(株)パスカルでサービスの提供を始めた。信州ベンチャーコンテストで、農業界初の画期的なサービスとしてグランプリを獲得し、新規就農者の離農抑制対策として注目されている。
「アグティー」は、新規就農者や家庭菜園者などが日頃抱えている栽培から経営まで、農業に関わる課題にに対し、プロ農家から直接、ビデオチャットなとどでアドバイスを受けられるお悩み相談サイト。地元農業に根付くJAの営農指導員は、農業の栽培のことに関して何でも質問ができ、農家の信頼が高いが、平成21年に農林水産省から出された「農協の現状と課題について」によると昭和55年の8661人を境に減少し、平成19年には4323人にまで減っている。また、農業改良普及員も平成7年の1万1145人から、平成21年には7955人にまで減少している。
全国に販売農家は196万戸いるため、単純計算で農業改良普及員1人あたり245戸の販売農家の指導することになり、現状では各販売農家に十分な指導が行き届かない。「アグティー」はこうした問題を解決するためのサービスとなる。
また、移住して新規就農者として農業を始める場合、多くは地元の特産品を栽培するのが一般的だが、近年では私塾のような農業大学校ができ、誰もが農業を学べる環境がある。このため農家によっては作れる品目より、作りたい品目・栽培方法で品目を選ぶケースもあるが、特産品ではない農産物を栽培する場合、身近に栽培技術を聞けなくても、「アグティ」で全国の農家と繋がることにより、栽培の課題を解決できるという。
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