腰を曲げた辛い作業を解消 越冬ハクサイの頭部結束機を開発 農研機構2021年5月19日
農研機構は、東洋精機(株)と埼玉県産業技術総合センターと共同で越冬ハクサイ用の頭部結束機を開発。腰や膝を曲げて行われる頭部結束作業を軽労化する機械で、運転者一人で楽に能率的に作業を行える。開発機は今秋に市販化予定。
開発機による作業の様子
越冬ハクサイの頭部結束作業は、霜害や凍害から結球部を守るため、人手で複数枚の外葉を持ち上げて結球部を包み、わらやポリプロピレン製ひもなどで頭頂部をまとめて結束する。
ハクサイを長期間にわたって出荷するため、産地では昔から広く行われている作業だが、秋冬ハクサイの収穫時期と重なる上、多くの労力が必要となる。さらに、長時間狭い所で腰や膝を曲げた姿勢で行うため、作業者の高齢化が進む中、作業の軽労化が求められている。
ハクサイ頭部結束の慣行作業
農研機構が両社と共同開発した歩行型のハクサイ頭部結束機は、1畝1条栽培のハクサイを対象に、1本のPPひもで頭頂部を連続して結束。運転者一人で、腰や膝を曲げずに楽に作業できる。現地試験の結果、結束ミスはなく、作業能率は約420個/hと、人力作業と同等以上だった。今後はさらに高性能化に向けて改良し、11月に東洋精機からモニタ販売の開始を予定している。
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