温州ミカン、カキに果樹カメムシ類 平年に比べて誘殺数多く 徳島県2021年10月11日
徳島県病害虫防除所は、果樹カメムシ類の発生を県内で確認。これを受け、10月8日に病害虫発生予察注意報第3号を発令した。
ツヤアオカメムシ(左)とチャバネアオカメムシ(左)、カキの被害果実(写真提供:徳島県病害虫防除所)
果樹カメムシ類について、上板町と勝浦町での9月第6半旬から10月第1半旬の予察灯調査では、誘殺数が平年に比べて多く推移。収穫期の温州ミカンやカキに被害が発生した2016年の誘殺状況に類似している。
9月26日~10月5日の果樹カメムシ類の誘殺数は、勝浦町で903頭で平年の583頭および前年の78頭に比べて多い。また、上板町では1574頭で、平年の154頭および前年の9頭に比べて極めて多くなっている。また、10月7日に行ったほ場調査では、県南部の温州ミカン園や県北部のカキ園で、果樹カメムシ類の飛来が確認され、被害が認められている。
高松地方気象台が10月7日に発表した1か月予報では、気温は高く、降水量はほぼ平年並。特に期間の前半は気温がかなり高いと予想されており、発生助長的な気象条件となっている。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇果樹園周辺の山林や雑木林から成虫が飛来してくるため、園内を巡回し、飛来を確認したら早急に防除を行う。
〇移動性が大きいため、広域一斉防除により防除効果の向上に努める。
〇飛来数が多い場合は、継続的な防除が必要だが、薬剤の影響でハダニ類が増加する場合があるため、ハダニ類の発生にも十分注意する。
〇防除等の詳細については、徳島県植物防疫指針を参照。また、薬剤を使用する際は、必ず農薬ラベル記載事項を遵守する。
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