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輪作体系の作業計画をシミュレーション プログラムを開発 農研機構2025年8月21日

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農研機構は、水稲・麦・大豆の発育予測モデル及び各作業を競合なく配置するアルゴリズムを組み合わせて、輪作体系の作業計画をシミュレーションするプログラムを開発。同プログラムは、農業データ連携基盤「WAGRI」から「NARO栽培管理支援API20:作付計画支援」として提供が始まった。

土地利用型作物の輪作では、事前耕起、作付け作業(播種、移植)、刈取りなどの作業の競合回避や生産の安定化のために、複数年にわたって、どの作物・品種をいつ植えるかの作付計画を適切に立てることが重要。また、農業経営体の大規模化に伴い、複雑化する作付計画の策定を支援することが求められている。

農研機構は、水稲・麦・大豆を組み合わせた輪作体系において、作業の競合や遅延を避け、安定して作物を生産するための作業計画をシミュレーションするプログラムを開発し、APIとしてWAGRIから提供を開始した。

同プログラムは、ユーザーが入力した作付け開始希望日、作目・品種(作付け順)、作付け面積等に従い、耕起、作付け、刈り取り等の作業予定日を計算して出力できる。同プログラムを用いることで、複数の作目を組み合わせた輪作体系の作業カレンダーを作成できるようになる。

事前耕起、作付け作業や刈取り作業の可否は降雨に強く依存するため、同プログラムでは過去20年の降水量データから日ごとの作業可能確率を算出し、降雨が作業能率に与える影響を考慮。また、いつ何ヘクタールの作物が収穫適期を迎えるかを、作付け情報と水稲・麦・大豆の発育予測モデルを用いてシミュレーションし、作業日の計算に使用する。

シミュレーションには、WAGRIからも提供されている水稲・麦・大豆の発育予測モデルをプログラム内部で用いており、3作物のべ約200品種に対応。さらに、刈遅れによる品質低下、秋冷による登熟不全リスクなどに関するアラートを提示でき、作業計画として無理のない適切な作付体系に導く支援を行う(図1)。

図1:作付計画支援プログラムの計算フロー

作付計画支援APIは、法人・企業等が開発・運用する営農支援サービス等の事業に活用できる。利用可能な形式は、WAGRIから提供を開始したAPIに加えて、Pythonで記述されたプログラム(農研機構職務作成プログラム)がある。

同プログラムを用いて、輪作体系での品種組み合わせや経営規模拡大において生じる作業競合を回避。効率的な作付計画の策定を支援することで、経営効率や土地生産性の向上に貢献することが期待される。

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