農業関連事業が引き続き好調 デュポン2012年業績2013年1月29日
デュポン(本社・米国デラウェア州)は1月22日、2012年通期の業績を発表した。
売上高は前年比3%増の348億ドルだったが、税引き前営業利益は同1%減の57億ドルだった。ただし、すでに撤退し医薬品事業を除けば同3%増となる。特別項目を除いた1株あたり営業利益は3ドル77セントだった。
事業部門別では、農薬関連事業が引き続き好調で売上高、利益ともに前年に比べてのびた一方、酸化チタンやフッ素ポリマーなどの高機能化学事業、スマートフォン・タブレット材料や太陽光発電材料などの電子・情報事業は前年比減となった。
農業関連事業の売上高は、販売量の伸びや販売価格の上昇などにより、前年比14%増の104億ドル。税引き前営業利益は18%増の21億ドルだった。特に北米・中南米を中心にトウモロコシ、大豆などの種子、全地域で殺虫剤、除草剤の販売が好調だった。
同社のエレン・クルマン会長兼CEOは12年の業績について、「各事業部門で、イノベーションの創出、生産性の向上、コストシナジー効果を実現し、新製品の導入が記録的な年だった」と総括している。
13年の業績見通しとしては、売上高は増加し360億ドルとなるが、上半期の営業利益は12年上半期に比べて若干減少すると見込んでいる。
(関連記事)
・【人事速報】 天羽稔氏が新会長、田中能之氏が新社長に デュポン (1月1日付) (2012.12.20)
・農業残滓のトウモロコシ茎葉からエタノールを生産 デュポン (2012.12.12)
・信越化学工業、デュポン、ダウ、モンサントなどが受賞 世界の革新的企業トップ100 (2012.12.12)
・2015年に新剤売上高を倍に デュポン (2012.09.11)
重要な記事
最新の記事
-
鳥インフルエンザ 北海道で今シーズン1例目を確認2025年10月22日
-
来年の米生産 米価高を理由に3割が「増やしたい」米生産者の生産意向アンケート 農水省2025年10月22日
-
全農チキンフーズから初の農協シリーズ「農協サラダチキン」新発売2025年10月22日
-
「北海道JAるもいフェア in 東京競馬場」とにかく明るい安村が登場 開催2025年10月22日
-
大量合成可能なジャガイモシロシストセンチュウ ふ化促進物質を発見2025年10月22日
-
世界各地から収集したイネ遺伝資源「NRC」整備とゲノム情報を公開 農研機構2025年10月22日
-
店舗、宅配ともに前年超え 9月度供給高速報 日本生協連2025年10月22日
-
熊本県で発生した記録的豪雨災害被災者支援で100万円を寄付 コープデリ2025年10月22日
-
絵袋種子「実咲」シリーズ 2026年春の新商品7点を発売 サカタのタネ2025年10月22日
-
愛媛県愛南町と高知県宿毛市と包括連携協定 広域で経済活性化を推進 タイミー2025年10月22日
-
お金からごみを考える 生協ならではの資源循環を紹介 パルシステム連合会2025年10月22日
-
CO・OP共済「コーすけ」の卓上カレンダー 先着5000人にプレゼント2025年10月22日
-
プロの農業サービス事業者の育成を 農サ協が設立式典2025年10月21日
-
集落営農「くまけん」逝く 農協協会副会長・熊谷健一氏を偲んで2025年10月21日
-
【サステナ防除のすすめ】水稲除草剤 草種、生態を見極め防除を(1)2025年10月21日
-
【サステナ防除のすすめ】水稲除草剤 草種、生態を見極め防除を(2)2025年10月21日
-
随契米放出は「苦渋の決断」 新米収穫増 生産者に「ただ感謝」 小泉農相退任会見2025年10月21日
-
コメ先物市場で10枚を売りヘッジしたコメ生産者【熊野孝文・米マーケット情報】2025年10月21日
-
【JA組織基盤強化フォーラム】②よろず相談で頼れるJAを発信 JA秋田やまもと2025年10月21日
-
【中酪ナチュラルチーズコンテスト】出場過去最多、最優秀に滋賀・山田牧場2025年10月21日