地球に優しいアップサイクルな培養土がグッドデザイン賞受賞 パーカーズ2020年10月22日
「青山フラワーマーケット」を運営する(株)パーク・コーポレーションの空間デザインブランドで、植物を使ったデザイン設計をする「parkERs(パーカーズ)」のオリジナル培養土「parkERs soil(パーカーズ ソイル)」が、2020年度グッドデザイン賞を受賞。環境に対する問題意識、完成後も研究を続ける姿勢などに対して評価された。
園芸用の培養土は、数万年前の火山灰が堆積した赤玉土や鹿沼土などが一般的だが、地球を掘削して得られる限りある資源でもある。同社でも以前は一般的な培養土を使っていたが、花や植物を使って「日常に公園のような心地よさを」をコンセプトに空間をデザインする中、「もっと地球に優しい土はないのか」という疑問からオリジナル培養土の開発を始めた。
園芸資材製造卸大手の(株)プロトリーフの協力のもと、人が使い、廃棄するもので植物は十分育つ素材を求め、ココナッツ果実の殻を砕いたココヤシピートを主原料とした土の共同開発を開始。植物を丈夫に長く楽しむための持続可能な素材配合を研究し、第一弾が2016年完成した。その後、改良を加え、進化したオリジナルの土「パーカーズソイル」が生まれた。
「パーカーズソイル」は、ココヤシピートを主原料として、コーヒーの豆かす、ヤシの外皮をはじめとする、元々は廃棄されるはずだった資源に加えて、植物の誕生以来、地中で共生する菌根菌をブレンドしているアップサイクルな土。保水性・排水性・保肥性に優れ、根腐れや菌の繁殖も少なく、軽量で高齢者や子どもでも楽に持ち運べる。虫やその卵を含んでいる可能性がある山を掘削した土を含有しないため、虫が発生しにくく衛生面でも室内で使いやすい。
2019年には700度の低温で焼いた千葉県産の「竹炭」を配合して改良。多孔質な竹炭には微生物が住みやすく浄化作用を促すため、植物が育成しやすい環境を整えてくれる機能がある。竹は炭化する際空気中の二酸化炭素(CO2)を固定する効果があるため、竹炭を使用することで温暖化対策へも貢献。さらに、昨今問題になっている放置竹林に対し、竹を有効活用した「パーカーズソイル」を使って都市部に植物を植えれば植えるほど日本の森や里山はもちろん、都会に住む人たちも元気になる仕組みを構築した。
「パーカーズソイル」の、2019年の改良版からは一般の可燃ゴミとして処分できるようになった。今後はオンラインを中心に市販していく予定。
同社は、累計約10万リットル分の「パーカーズソイル」を使ってコンクリートの多い都市を中心に植物を育ててきたが、これからは家庭でも使えるようになる。
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