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2017.03.07 
放射性物質の基準値超過0.001%一覧へ

 農林水産省は今年1月31日現在の農林水産物の放射性物質の検査結果をまとめている。

 農畜産物に含まれる放射性物資の濃度水準は低くなっている。福島原発事故発生から6年が経過し、空気中の放射性物質の量が低下していることに加え、生産現場では除染対策や低減対策が行われているからだ。
 基準値超過割合の推移(対象17都県、水産物は全国集計)をみると、原発事故発生の23年度は3.4%だったが、その後、24年度=0.02%、25年度=0.005%、26年度=0.002%、27年度=0.001%となっている。
 27年度はそば、きのこ・山菜類と水産物で基準値を超過したものがあった。検査点数は1077万件で基準超過は102件だった。
 28年度は1月末までの1041万件の検査点数で、きのこ・山菜類と水産物の79件が基準超過で割合は0.001%となっている。
 福島県では米の全袋検査を実施しているほか、土壌中のカリ濃度が適正な場合は放射性セシウムの吸収は抑制されることから、カリ施肥による稲の吸収抑制対策が行われている。また、農地の反転耕による放射性物質の低減対策も行われてきた。
 畜産物生産では暫定許容値以下(牛・馬=100Bq/kg、豚=80Bq/kg、鶏=160Bq/kg)の飼料の給与など家畜の飼養管理も実施されているほか、牧草地でも反転耕が行われてきた。牛肉については全頭検査・全戸検査を実施している。
 きのこの生産では、きのこ原木に含まれる放射性物質濃度の指標値を設定(きのこ原木=50Bq/kg、菌床用培地=200Bq/kg)。指標値を満たすきのこ原木の導入や、原木の洗浄など汚染を低減させる技術を普及してきた。農林水産省は引き続き生産現場の協力を得て放射性物質の低減対策の徹底を図っていくとしている。

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