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【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日

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茨城県病害虫防除所は、水稲に斑点米カメムシ類(クモヘリカメムシ、イネカメムシ、アカスジカスミカメ)が県下全域で多発のおそれがあるとして、7月10日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。

表1:水田内における斑点米カメムシ類の地域別生息状況(7月上旬調査)

茨城県病害虫防除所によると、7月上旬現在、水田内における斑点米カメムシ類のすくい取り虫数は、県北、県央、鹿行地域で平年より多く、県南、県西地域で平年よりやや多い~多い。発生地点率は県北、県央地域で平年より高く、鹿行、県南地域で平年よりやや高い~高く、県西地域で平年よりやや高い(表1)。すくい取られた主なカメムシ種はクモヘリカメムシ、イネカメムシ、アカスジカスミカメ。

表2:水田内におけるクモヘリカメムシの地域別生息状況(7月上旬調査)

また、7月上旬現在、水田内におけるクモヘリカメムシのすくい取り虫数は、県北、鹿行、県南、県西地域で平年より多く、県央地域で平年よりやや多い。発生地点率は県央、鹿行、県南地域で平年より高く、県北地域で平年よりやや高い~高く、県西地域で平年よりやや高い(表2)。

表3:水田内におけるイネカメムシの地域別生息状況(7月上旬調査)

7月上旬現在、水田内におけるイネカメムシのすくい取り虫数は、県央、鹿行地域で平年より多く、県西地域で平年よりやや多い~多く、県南地域で平年よりやや多く、県北地域で平年並。発生地点率は県央、鹿行、県西地域で平年より高く、県南地域で平年並~やや高く、県北地域で平年並(表3)。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

①7月上旬に実施した水田周辺の雑草地すくい取り調査において、斑点米カメムシ類が平年より多く観察されている(データ省略)。斑点米カメムシ類の生息場所となる水田周辺のイネ科雑草の除草に努める。ただし、水稲の出穂期間近に除草すると、斑点米カメムシ類を水田内へ追い込むことになるため、水稲の出穂2週間前までに終わらせ、出穂直前の畦畔等の除草は行わない。※出穂期は、全茎の40~50%が出穂した日

表4:稲のカメムシ類に登録のある主な薬剤(7月1日現在)

②出穂期~登熟初期にイネカメムシやクモヘリカメムシによって稲穂を集中的に吸汁加害されると、著しい不稔被害が発生することがある。これらの斑点米カメムシ類の発生が多い地域では、不稔被害の軽減を目的とした防除を出穂期~穂揃期に表4を参考に行う。

③乳熟期以降に斑点米カメムシ類の密度が高いと斑点米の発生量が多くなる。斑点米被害の軽減を目的とした防除は、乳熟期(出穂期10~15日後)に行う。防除を実施した水田であっても、その後に幼虫のふ化、成虫の再飛来が起こるため、発生を認めた場合は追加防除を実施する。ふ化直後の斑点米カメムシ類幼虫は非常に小さく、発生に気付かない場合があるため、水田内をよく観察する。

④本年は稲の出穂期が平年より早いと予想されるため、防除適期を逸しないよう注意する。

⑤防除の際には、農薬の収穫前日数や使用回数及び周辺作物特に早生品種を作付している水田への飛散に注意する。

⑥周辺水田と出穂期が異なる圃場では、集中的に被害を受けることがあるので特に注意する。

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