日本被団協ノーベル平和賞への軌跡 戦後80年を考えるイベント開催 パルシステム東京2025年7月11日
生活協同組合パルシステム東京は7月26日、東新宿本部を広島と中継をつなぎ、戦後80年を考えるイベントを開催。2024年にノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）代表委員の箕牧智之さんが、核兵器の廃絶を訴えてきた活動の軌跡を伝える。
箕牧さんは、3歳の時に広島で被爆。当時の記憶が鮮明ではないなか、被団協で被爆体験を語る先輩たちの姿に感銘を受け、核兵器廃絶を訴える活動を継続してきた。
被団協のノーベル賞受賞は、核兵器のない世界の実現を目指して尽力し、二度と使われてはならないと、目撃証言を通じて身をもって示したことが評価された。21万人の命を瞬時に奪った広島と長崎の原爆は、生き残った被爆者たちにも偏見や差別による孤独な生活をもたらした。そのなかで、同じ体験をする人を生まないため、人類は核兵器とは共存できないと国内外に訴えてきたことを伝える。
箕牧さんに続いて登壇するのは、広島で教師として平和教育を実践してきた平和ガイドの多賀俊介さん。被爆者の平均年齢が86歳（2025年3月、厚生労働省）を超え、直接の証言を聞ける機会が減少していくなか、核兵器使用が生み出す災禍の実相を次世代に伝えていくため、一人ひとりができることを問いかける。
当日の進行は、NPO法人ANT-Hiroshima（広島市中区、渡部朋子理事長）の渡部久仁子さんが務める。世界の平和に向け被爆地広島から発信する活動を踏まえ、参加者からの声を広島へとつなぐ。
◎「戦後80年シリーズ企画 第1弾 夏休み家族で考える戦後80年～ノーベル平和賞受賞までの道のり～」開催概要
日時：7月26日 10時30分～12時30分
会場：パルシステム東京新宿本部 7F 大会議室（新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿）
定員：会場50人、オンライン300人
参加費：無料
会場参加 締切：7月16日12時
オンライン参加 締切：7月26日9時
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