JAの活動:JA新組合長に聞く
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
役員の改選期を迎え、全国のJAで新しい組合長が誕生している。折しも25年ぶりに改正された食料・農業・農村基本法にもとづく初の「基本計画」が閣議決定され、今後5年間、農業の構造改革が集中的に取り組まれる。一方JAグループでは、昨年の第30回JA全国大会決議にもとづき、「協同活動と総合事業の好循環」実現、5つの戦略の具体化を進めるが、国際紛争、トランプ関税など日本経済の行方には不透明感も漂う。こうした重要な転換期、農業・JAについてどのようなビジョンをもってJA運営に臨むか。6月27日に就任したJA新みやぎ(宮城)の小野寺克己組合長に聞いた。
小野寺克己組合長
宮城県北部に位置する管内の農業といえば、まずは米です。仙台牛を中心とした畜産も盛んで、園芸では小ネギ、トマト、キュウリなどが特産です。
私たちのJAは6年前、5つのJAが合併して生まれました。それぞれの特徴を生かしながら、まだ残る「見えない壁」を薄め、JAの方向性を共有したいと考えています。JAを取り巻く経営環境が厳しさを増す中、大きな支店再編が課題となっています。組合員との信頼構築を強め、再編への理解と再編後の利用を促していきたいです。
政府備蓄米放出や小泉大臣の発言をめぐっては、若い農業者にさまざまな感情が渦巻いています。しかし私たちは、政権党に要望や提言を伝え政策として取り組んでもらう関係性があります。その回路をしっかりつないでいくことが重要で、若い人たちも直接話すと理解してくれます。今後の米価にも不安があります。政府が需給を緩めたのですから、米価が下がったら国の責任で備蓄米買い付けなどで過剰な米を隔離し、価格急落を防ぐべきです。
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