【コラム・ひとこと】シニアライフにひとこと2013年11月18日
グリーン・アカデミーという成人コースが東京農業大学にある。募集要項はシニア世代のみ。大学と世田谷区が提携し、若干の補助金付きで区民向けの農業学習のコースもある。「土と農の交流園」という。講師は、大学から派遣される。
グリーン・アカデミーという成人コースが東京農業大学にある。募集要項はシニア世代のみ。大学と世田谷区が提携し、若干の補助金付きで区民向けの農業学習のコースもある。「土と農の交流園」という。講師は、大学から派遣される。
昭和50年(1975)開校というから38年の歴史。野菜、花、造園、果樹、樹木の5つのコースがある。座学と周辺農地を使用した実習があり1年で終了。
入学は抽選で決まる。1コース30名の定員だが、最近は希望者が多く競争率3倍とか。造園コースを修了したのは10年前。すぐOB会が結成され、都内の庭園めぐり、飲み会など同じような地域の人との交流会ができた。
樹木剪定会から造園コースで取得した技術を見込まれ、勧誘される、そして小学校校庭の剪定を依頼された。気の効いた校長や事務員のいる学校ではお茶やお菓子を出して「ご苦労様」と慰労の声をかけてくれると職人になったようで嬉しく頬が緩む。このシニアOBにも高齢化は平等に訪れる。60歳の年少だった人は70歳に、中堅70歳だった人は80歳になった。
今でも続いているのは、ウオーキング。江戸時代に交通の要所として五街道が整備された、いずれも東京日本橋が起点である。日光街道を歩いた。月1回のウオーキングで16回目に日光に到着した。第1回目は日本橋から北千住まで約12kmを歩く。
普段タクシーで通ったり、通勤電車からながめた道を、十人ほどのリックを背負ったシニアが一列になって車をよけながら歩く。観る景色は全く違って見える。
最終コース日光への杉並木は360年前に植えられたという、特別史跡と特別天然記念物に指定されていて素晴らしい並木道である。報徳二宮神社が栃木県今市駅近くにある。農業土木技師で江戸時代藩の財政再建、農村復興を次々と成功させた人。
昔小学校にあった薪を背負って本を読む二宮尊徳銅像はどんな思いで農業・農村の変貌を見ているだろうか。
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