パイナップルと一緒に届く西表島【消費者の目・花ちゃん】2020年8月25日
今年も沖縄通の従兄弟が西表島のパイナップルを送ってくれました。梅雨で気分が沈みがちな6月ですが、西表島のパイナップルが届くと、スカッと抜けた青空が目に浮かびます。とはいえ、マングローブの森や星の形をした砂のある浜辺、イリオモテヤマネコの生息地くらいしか知識はないのですが、毎年届くパイナップルが西表島を直接感じられる接点になっています。
パイナップルは南米の熱帯原産の植物で、19世紀後半にブラジルからハワイに輸入され、ドールに代表されるパイナップルのプランテーションが始まりました。20世紀初頭には、ハワイのパイナップルが世界の80%のシェアを締めていたというのですから、ハワイ=パイナップルというイメージがあるのも頷けます。その後、パイナップルの農園はフィリピンやタイなどの東南アジアに移りました。
50年前、私が初めて食べたパイナップルは、タイやフィリピンから輸入された缶詰でした。シロップ漬けでしたが、甘いものに飢えていた子供にはごちそうでした。やがて社会に出ると、ホテルの朝食等で生のパイナップルを食べる機会を得たのですが、それは酸っぱいか、あるいは甘けれどもエグみの強い感じがして、特に好んで食べたいものではなくなりました。
6年前、我が家に西表島の生パイナップルがやってきた時、どうやって切り分ければ良いのかわからず、箱の外に印刷してあるイラストを見ながら切り分けました。一切れ口に入れると、それは本当に甘くてエグみもなく、以来その味に虜になってしまいました。旅先で土産として購入するだけでなく、お取り寄せや贈り物としてその土地の情報を届けることができるとは、なんと素晴らしいことではないでしょうか。
本コラムの一覧は下記リンクからご覧いただけます。
【花ちゃん・消費者の目】
重要な記事
最新の記事
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日
-
土日が多い曜日まわり、歓送迎会需要増で売上堅調 外食産業市場動向調査3月度2024年4月26日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2024年4月26日
-
淡路島産新たまねぎ使用「たまねぎバーガー」関西・四国で限定販売 モスバーガー2024年4月26日