【新組合長に聞く】JA津南町(新潟県)石橋組合長「新たな畑作物振興と魚沼コシに磨きを」2023年6月16日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。今年4月に選任されたJA津南町(新潟県)の石橋雅博組合長に聞いた。
JA津南町 石橋雅博組合長
石橋組合長はJAが直面する課題について、「管内には広大な農地が広がっているが、高齢化による担い手不足で年々作付が減っています。野菜畑作の振興が大きな課題です」と語った。かつては葉たばこの生産も盛んで30haで作付けされていたが、JT(日本たばこ産業株式会社)の方針などもあって現在、2haほどまで減ったという。また、加工用トマトの作付け面積も大きく減ったと話す。
こうした中、同JAの子会社「津南アグリ」で新たな作物開発に向けて新規作物の実証栽培などを進めている。石橋組合長は「結論的に言えば、やはり『もうかる農業』の実現が重要であり、そうした作物があれば担い手も引き受けてくれます。実証栽培ではキャベツの大規模栽培や試験的にネギの栽培なども進めており、農家が所得確保できる作物を提案できるよう取り組みたいと考えています」と語った。
さらに津南町は「魚沼コシヒカリ」の産地でもあり、石橋組合長は「JAとしては米が主体であり、産地としてあぐらをかかずにトップブランドとしての地位をしっかり確立できるよう磨きをかけていきたいと思います」と強調した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































