【新組合長に聞く】JA菊池(熊本県)東組合長「喫緊課題は誘致工場への対応 隣接JAと連携し持続可能な農業を」2023年6月29日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。6月16日に選任されたJA菊池(熊本県)の東哲哉組合長に聞いた。
JA菊池 東哲哉組合長
東組合長は、喫緊の課題として、熊本県菊陽町に国を挙げて誘致して建設が進む半導体生産工場への対応を挙げる。「建設に反対するわけではありませんが、酪農の飼料づくりの畑などに影響があり、県と対応を話し合っています。JAにとって畜産酪農は収益の大きな部分を占めますし、しっかりと酪農基盤の確保に努めます」と強調した。
肥料価格が高騰する中、JA菊池は、ペレット堆肥の生産や、ペレット堆肥と化学肥料を混ぜ合わせた堆肥入り複合肥料の開発などに取り組んでいる。東組合長はこうした流れを受け継ぎながら、特産のニンジンなどの集荷施設の見直しを着実に進めるとともに、今後の取り組みとして、「持続可能で未来につながる農業をめざしたいと考えています。農業を取り巻く情勢が厳しい中、地域を超えて隣接するJAとの連携を強め、例えばそれぞれの直販店でお互いの産物を販売して共存共栄を図っていきたいと思います」と抱負を語った。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日