渇水、高温 イネの収獲時期に影響か 若手稲作生産者の声2023年8月29日
本誌では全国農協青年組織協議会(JA全青協)の理事を務めた方のうち、水稲を手がける4人から緊急に今年の作柄などの状況を聞いた。全国的な渇水、高温の影響が懸念される中、現場からの生の声を届ける。
6haの田で「あきたこまち」を育てている秋田県大仙市の佐川長範さんによると、自身の田では渇水や高温によるイネの夏枯れはないという。しかし周辺の農家では、地面のひび割れなどもみられ、水を入れても地下に浸透してしまうところもあり、すでに枯れたイネには水をはっても意味がないと話す。イネの成長にあわせ、例年8月中旬ごろに水田に水を張るが、今年は8月1日と約2週間前倒した。「長年農業を営む父も、ここまで早いのはないといいます」と話し、例年にない渇水、高温の影響を訴える。
一方、京都府京都市の吉田宗弘さんや、千葉県山武郡の平野一裕さん、愛知県西尾市の半田孝則さんは、高温、渇水の影響はほぼないと感じていると話す。吉田さんは「一部枯れたイネがあるものの、ほぼ例年どおり」、平野さんは「今年はくず米が少なく、例年どおりの出荷ができると思う」と話す。
しかし全員が口をそろえるのは、高温の影響によるイネの生育の速さだ。いずれも収穫時期は、早いところで1、2週間は前倒すという。半田さんは「収獲してみるまでは、実際の作柄は分からない」と不安を口にする。
手がける他作物の収獲時期も合わせ、変則的な作業計画が求められ、今後も影響は続きそうだ。
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