福島県有数の米どころ 大玉村産初のブランド米「あだたらの恵」発売2025年10月20日
福島県大玉村は10月17日、福島県有数の米どころ大玉村産として初のブランド米「あだたらの恵」を発売。大玉村ふるさと納税返礼品として申し込みを開始した。
大玉村産初のブランド米「あだたらの恵」
福島県中央部に位置する大玉村は人口約9000人の村。西北部にある安達太良山のなだらかな扇状地が広がり、肥沃な土壌と豊富な雪解け水、寒暖差の大きな気候に恵まれ、おいしい米を作る条件がそろっている。
大玉村の米は昔からおいしいと定評がある。同村ではこの評価を科学的に証明するため、福島大学食農学類教授農学博士の新田洋司氏に研究を依頼。2019年から2023年の5年間にわたって生産者が異なる大玉村内8か所の田んぼで収穫された米の食味関連形質と炊飯米の微細構造を分析した結果、全国的にみても良食味米で、それが毎年安定的に生産されていることが証明された。
大玉村で初のブランド米となる「あだたらの恵」は、①食味値188以上となる取り組みをするもの(88以上、整粒歩合80%以上となったものは「特等」として販売)、②環境にやさしい農業に取り組む「みどり認定」を受けていること、③カメムシ防除空中散布しないこと、④大玉村で生産された一等米であること、⑤ふるい目1.9mm以上の5つの条件を満たした栽培方法と食味値を定めた米。今年は大玉村の約500の農家の中で3農家が高い基準に挑戦した。
銘柄は「コシヒカリ」を中心に福島県のトップブランド米「福、笑い」も含んでおり、大玉村産米の生産量の中でもわずか約0.1%の希少な米となる。
2025年の新米からは、大玉村産として初のブランド米となる「あだたらの恵」が大玉村のふるさと納税返礼品として採用された。また、東京駅内の飲食店「dancyu食堂」では、10月30日〜11月12日の期間限定で、すべての定食のご飯を「あだたらの恵」で提供する「あだたらの恵フェア」を開催する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(171)食料・農業・農村基本計画(13)輸出国から我が国への輸送の状況2025年12月6日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(88)ジチオカーバメート(求電子剤)【防除学習帖】第327回2025年12月6日 -
農薬の正しい使い方(61)変温動物の防除法と上手な農薬の使い方【今さら聞けない営農情報】第327回2025年12月6日 -
スーパーの米価 前週から23円上昇し5kg4335円 過去最高値を更新2025年12月5日 -
支え合い「協同の道」拓く JA愛知東組合長 海野文貴氏(2) 【未来視座 JAトップインタビュー】2025年12月5日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】『タコ市理論』は経済政策使命の決定的違反行為だ 積極財政で弱者犠牲に2025年12月5日 -
食を日本の稼ぎの柱に 農水省が戦略本部を設置2025年12月5日 -
JAの販売品販売高7.7%増加 2024年度総合JA決算概況2025年12月5日 -
ポテトチップからも残留農薬 輸入米に続き検出 国会で追及2025年12月5日 -
生産者補給金 再生産と将来投資が可能な単価水準を JAグループ畜酪要請2025年12月5日 -
第3回「食料・農林水産分野におけるGX加速化研究会」開催 農水省2025年12月5日 -
新感覚&新食感スイーツ「長崎カステリーヌ」農水省「FOODSHIFTセレクション」でW入賞2025年12月5日 -
(464)「ローカル」・「ローカリティ」・「テロワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月5日 -
【スマート農業の風】(20)スマート農業を活用したJAのデジタル管理2025年12月5日 -
「もっともっとノウフク2025」応援フェア 農福連携食材を日替わりで提供 JA共済連2025年12月5日 -
若手職員が"将来のあるべき姿"を検討、経営層と意見交換 JA共済連2025年12月5日 -
IT資産の処分業務支援サービス「CIRCULIT」開始 JA三井リースアセット2025年12月5日 -
「KSAS Marketplace」に人材インフラ企業「YUIME」の特定技能人材派遣サービスのコンテンツを掲載 クボタ2025年12月5日 -
剪定界の第一人者マルコ・シモニット氏が来日「第5回JVAシンポジウム特別講演」開催2025年12月5日 -
野菜との出会いや季節の移ろいを楽しむ「食生活に寄り添うアプリ」リリース 坂ノ途中2025年12月5日


































