物価高騰でふんばる「こども食堂」渋谷区ふるさと納税型クラファンで募集中 むすびえ2025年10月20日
こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会の実現を目指す認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは10月15日、東京都渋谷区の「ふるさと納税型クラウドファンディング」で寄付の受付を開始。12月31日まで支援を募っている。
渋谷区が実施する「ふるさと納税型クラウドファンディング」は、区に認可された団体が、地域の課題解決を目指して資金を募る仕組み。特定のプロジェクトにふるさと納税として寄付することで、誰でも地域の課題解決に貢献できる。
むすびえの「こども食堂全国箇所数調査」によると、子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂であるこども食堂は、2024年度に全国1万か所を超え、各地で広がっている。また、食事の提供や貧困対策に注目されることが多い一方、2023年度にこども食堂への参加者を対象に実施した調査によると、こども食堂への参加回数が多い人が「こども食堂は安心できる場所」「こども食堂に本音を話せる人がいる」と感じる子どもが多いという結果が出ている。
こうした結果から、こども食堂が食事提供の機能だけでなく、信頼できる人のいる安心できる居場所として、子どもの社会性も育む場となっていると言える。
子どもの居場所だけでなく、多世代の交流のポイントでもあるこども食堂だが、2024年夏の調査結果では、困りごととして「運営資金の不足」や「食材の不足」が上位にあがった。また、食材・物品の寄付として「もらうとうれしいもの」では「米」が80.1%で最も多く、最近の米不足や物価高騰の影響がうかがえる結果となっている。
ボランティアを中心に運営されているこども食堂が、資金不足や食材・物資の調達が難しいことによりこども食堂開催の継続にも影響が生じている状態となっている。
むすびえは、2023年、2024年に引き続き、今年(2025年)度も渋谷区の「ふるさと納税型クラウドファンディング」の対象団体に採択された。クラウドファンディングを利用して、子どもたちへの成長を促す大切な地域の居場所であるこども食堂を支援するために、寄付を募集している。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】野菜類・花き類にタバコガ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年10月20日
-
【注意報】野菜類、花き類にチョウ目害虫 県下全域で多発のおそれ 愛媛県2025年10月20日
-
【注意報】野菜類、花き類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年10月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】今の日本経済にアホエノミクスは要らない 弱者切り捨て政策再び2025年10月20日
-
「ハロウィンスイカ」10月限定で出荷 約4000玉を見込む JA菊池2025年10月20日
-
飛騨牛が30%OFF「JAひだ」合併30周年特別記念セール開催中 JAタウン2025年10月20日
-
石川の米や能登牛など約40商品「お客様送料負担なし」で販売中 JAタウン2025年10月20日
-
首相選挙で見せた一部の野党の醜さ【森島 賢・正義派の農政論】2025年10月20日
-
食痕から「カモ被害」を識別する標準作業手順書を公開 農研機構2025年10月20日
-
鈴木宣弘氏の緊急提言 文春新書『令和の米騒動 食糧敗戦はなぜ起きたか?』発売2025年10月20日
-
福島県有数の米どころ 大玉村産初のブランド米「あだたらの恵」発売2025年10月20日
-
丸かじりできる涙の出ないタマネギ「スマイルボール」2025年収穫分を販売開始 ハウス食品2025年10月20日
-
ストレス発散に ザクッと砕ける「雷砕あげ 旨塩だれ味」新発売 亀田製菓2025年10月20日
-
物価高騰でふんばる「こども食堂」渋谷区ふるさと納税型クラファンで募集中 むすびえ2025年10月20日
-
農業と農村の図画コンクール 小学生の作品を22日から展示 徳島市2025年10月20日
-
鳥インフル 米モンタナ州全域からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月20日
-
障がいのあるアーティストと地域をつなぐ「ARTS in CO-OP」開催 コープこうべ2025年10月20日
-
牛乳でスマイルプロジェクト「ミルクフェス in 豊洲」開催 Jミルク2025年10月20日
-
遺伝子組換え生物の拡散防止措置緩和に反対 パブリックコメント提出 生活クラブ2025年10月20日
-
ホームレス・生活困窮者の自立支援施設で「きずな祭」開催 グリーンコープ2025年10月20日