米:農業倉庫火災盗難防止月間2016
農業倉庫火災盗難予防月間にあたって (公財)農業倉庫基金理事長・長瀬仁人2016年11月18日
公益財団法人農業倉庫基金理事長長瀬仁人
平素、当基金の事業にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
また、地震や台風等の自然災害により被害を受けられた地域の皆さまには心からお見舞い申し上げます。
当基金の火災事故補償は、皆様の努力のおかげで少なくはなっていますが、27年度においてもカントリーエレベーターとライスセンターで2件発生しました。乾燥作業には常に火災発生のリスクが伴うため、自己流や前任者からの口頭引継ぎに頼らず、取扱説明書等にもとづいて正しく運転し、運転中にも「見る・聴く・触る・嗅ぐ」等の人間の感覚を十分働かせて、異常を見逃さない心構えが必要です。
さて、今年も当基金は、火災盗難事故を未然に防止し保管管理の万全を期すため、「農業倉庫火災盗難予防月間(平成28年11月15日~平成29年1月31日)を設け、全農と連携して防災防犯の徹底を図る運動を展開してまいります。
この予防月間においては、JA役職員の行動基準など防災体制を確立したうえで、火災・盗難事故防止に重点をおいた点検を実施していただき、必要な対策の実行をお願いします。
特に農業倉庫では、放火の心配もあるので倉庫周辺に燃えやすいものを放置しないこと、不在時には倉庫や敷地出入口は必ず施錠するとともに、保管米の品質管理(温湿度管理等)のために毎日の倉庫見回りを励行する必要があります。また、乾燥作業等により火災発生リスクを伴うカントリーエレベーターやライスセンターでは、バーナーなど機械設備を点検・整備し、清掃を徹底することが必要です。
このような取り組みは、日常的に実施されていることとは思いますが、改めて予防月間において実施すべき事項を確認し、役職員が一体となって生産者が丹精をこめた米麦の保管管理に万全を期していただきたいと思います。
(農業倉庫火災盗難防止月間2016:関連記事)
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日