「養豚DX」によるおいしい豚肉 一般消費者へECサイトで提供 Eco-Pork2023年4月13日
Eco-Porkは4月12日、養豚DXシステムで育てている農場の美味しい豚肉を一般消費者向けに提供する専用ECサイトを公開。養豚とおいしさを科学した「エコで持続可能な豚肉」を、全国の農場から直接届ける。2024年を目処に、参加する養豚農家を3~5件に拡大し、年商1億円以上、定期便ユーザー1000人超を目標としている。
豚肉生産の全プロセスを可視化・効率化し、持続可能な養豚業の実現を目指す同社は、ICT・IoT・AIを活用して生育環境や衛生状態などを管理し、健康的で環境負荷の少ない豚の生育を実現している。導入農家では平均7%/年の成績向上も達成。
同社の養豚DXシステムは3月現在、国内養豚業においてシェア約10%(出荷豚換算180万豚/年)と、多くの生産現場で活用されている。
新たなECサイトによる事業は、養豚農家に加え、消費者・精肉加工・流通・飲食関係者なども参画した取り組みを進め、養豚業の持続可能性の拡大と、培養肉や昆虫食だけではない、選択と余白のある世界の実現を目指す。
ECサイトでは、全国の様々な養豚生産者の豚肉を、精肉や加工品、ミールキットなどの形で提供。生産者のこだわりや取り組みを含めた認知拡大・そのブランド化するとともに、収益力と価格競争力の向上を図る。
その第1弾として、新潟県魚沼の雪深い山中で育てられる幻の豚肉、鬼や福ふく「鬼の宝ポーク」を販売。さらに、「鬼の宝ポーク」とドイツ人のクラフトマンシップの出会いから生まれた完全無添加・伝統製法のシャルキュトリを届ける。
また、同事業ではユーグレナとのパートナーシップのもと、石垣島で持続可能性に配慮して生産された、栄養価の高い微細藻類ユーグレナ等を配合した飼料ユーグレナを給餌。健康的で美味しい「ユーグレナエコポーク」を同社ECサイトでのみ販売する。
さらに、フレンチの星付きレストランを経験し、多分野で活躍する田村浩二シェフがEco-Porkの「フードディレクター」に就任。
ECサイトで販売される豚肉や加工品・ミールキットの開発に携わり、エコだけでなく、「豚肉の美味しさ」を価値として提供する。また、養豚場における給餌等の共同研究をはじめとした「豚肉そのもの」をより美味しく生産するためのメソッド・研究開発に共同で取り組む。
重要な記事
最新の記事
-
【地域を診る】地域の未来をつくる投資とは 公共性のチェック必要 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年2月19日
-
農林中金 奥理事長退任へ2025年2月19日
-
稲作農業が継続できる道【小松泰信・地方の眼力】2025年2月19日
-
荒茶の生産量 鹿児島がトップに 2024年産2025年2月19日
-
卓球アジアカップ出場の日本代表選手を「ニッポンの食」でサポート JA全農2025年2月19日
-
香港向け家きん由来製品 愛媛県、鹿児島、宮崎県からの輸出再開 農水省2025年2月19日
-
FC岐阜との協業でぎふの米の食育授業とサッカー教室 ぎふの米ブランド委員会(1)2025年2月19日
-
FC岐阜との協業でぎふの米の食育授業とサッカー教室 ぎふの米ブランド委員会(2)2025年2月19日
-
デジタル資産問題【消費者の目・花ちゃん】2025年2月19日
-
トラクタ体験乗車など「Farm Love with ファーマーズ&キッズフェスタ2025」に出展 井関農機2025年2月19日
-
野菜本来の味を生かした「国産野菜100%の野菜ジュース」3種を新発売 無印良品2025年2月19日
-
土壌データ見える化を手軽に「らくらく実りくんスマホ版」新発売 横山商会2025年2月19日
-
水田の中干し期間延長 J-クレジット創出方法を学ぶ勉強会開催 Green Carbon2025年2月19日
-
旬の味覚「長崎いちご」発信 特別展示「FOOD DESTINATION PORT」開催 長崎県2025年2月19日
-
掛川牛、青島みかんなどご当地グルメ大集合「春の静岡フェア」開催 クイーンズ伊勢丹2025年2月19日
-
6月12日を「ヘルシーソイラテの日」に制定 日本豆乳協会2025年2月19日
-
「第4回フードテックジャパン大阪」に出展 光選別機3機種で選別実演 サタケ2025年2月19日
-
鳥インフル アルゼンチンからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年2月19日
-
融資により19.8億円を資金調達 累計調達額は85.8億円に 日本農業2025年2月19日
-
土に還る生分解性樹脂の黒マルチフィルム「Nature master」正式販売開始 昭光通商2025年2月19日