アニマルウェルフェアにIоT活用 デザミスとKalm角山が業務提携2023年8月21日
牛の行動モニタリングシステムなど畜産向けのIоT事業を展開しているデザミスは、北海道江別市の酪農企業、Kalm角山(カーム角山)との間で畜産経営でのサステナビリティ推進に向けた業務提携契約を締結した。
カーム角山は地域の酪農家5軒が2014年に設立した農業法人で最先端技術で酪農の自動化を進めている。牛のタイミングに合わせた搾乳が可能なロボットを導入しているほか、農場HACCP認証やJGAP認証を取得するなど、牛だけでなく働く人を支援するための徹底的な自動化と標準化を行っている。
一方、デザミスは2016年設立、牛の行動モニタリングシステムU‐motionを中心に畜産向けIоT事業とコンサルティング事業を展開している。
今回の業務提携で畜産経営ではトレードオフの関係になりやすいとされる「収益性」と「アニマルウェルフェア」を両立しSDGsの実現も目指す畜産経営のモデルを構築するという。
モデル構築を契機にIоT活用の経験のない畜産農家へノウハウを横展開することで業界全体の経営をサポートしたい考え。また、認証制度を新設しアニマルウェルフェアに配慮した畜産物のブランド化と現場の標準化を進め、「誰でもわかりやすい」をテーマにしたIоT活用による最先端の畜産経営を推進する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(91)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(2)2024年5月4日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(9)【防除学習帖】 第248回2024年5月4日
-
土壌診断の基礎知識(18)【今さら聞けない営農情報】第248回2024年5月4日
-
(382)「ファミリー・ビジネス」の生き残り【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年5月3日
-
むらの掟【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第289回2024年5月2日
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日