全農東北 6県で協力し農産物販売2016年9月2日
JA全農は、上野駅構内のエキュート上野で「全農東北アンテナショップ@上野」を9月2日から4日までの期間限定で開いている。東北6県の県本部内で農畜産物を扱う24の販売部署を結集した売り方を「全農東北」プロジェクトとして今後も取り組んでいく。
「全農東北アンテナショップ@上野」では、青果物や加工品などを販売。フェア限定の「お米のプリン」や各6県の米の量り売りも行われ、客らの目を引いていた。
「全農東北」プロジェクトは東北6県(青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島)でまとまって農産物を売り出していくことがねらい。JA全農の担当者は「東北1県だけでショップを開くことは難しいが、6県ならできる」と話し、「すでに各JAで発売されている6次化産品なども取り上げ、全農の持っているチャネルやブランド力で、売り出していくことで、新規就農者や生産者の意欲を喚起し、所得増大につなげたい」と語った。
同プロジェクトではすでに7月から9月までの間、千葉県のスーパー5店舗で月に1度、週末に特産品などを販売するブースを設けている。また、大阪府・梅田駅の阪急百貨店でもブースを設置しているという。
アンテナショップ限定の「お米のプリン」は、東京都江戸川区の菓子店ラトリエ・ドゥ・シュクルの白井シェフがレシピから製作を担当(6種類のプリンにつかれた米の品種などの詳細はこちら)。
プリンを食べた人は「お米がスイーツになるなんて驚いた。クリーミーなプリンの中にお米の食感が生きている」「枝豆(秋田県のプリン)の香りと味がきちんと感じられる」と話した。
今後は新米の時期などに米や米粉を使ったスイーツなどを展開していきたいという。
アンテナショップは(株)JR東日本リテールネットが8月29日から9月15日までの間、東京駅、品川駅、上野駅で開いている「プラス東北フェア2016」と連携して開かれたもの。
(写真)全農東北アンテナショップ@上野、お米のプリン、米の量り売り
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