「共同購入トラクター」第2弾 中型トラクターを開発 JA全農2019年7月25日
JA全農は生産資材コスト低減を目指すJAグループ自己改革の一環として、生産者のニーズに応えた共同購入トラクターの第2弾の取り組みに着手した。
今回第2弾として取り組むトラクターは、28から35馬力クラスの中型トラクター(第1弾は60馬力クラスの大型)だ。
JA全農は、6月27日に国内農機メーカー4社(井関農機、クボタ、三菱マヒンドラ農機、ヤンマーアグリ)に、共同購入する中型トラクターの仕様を提示。令和2年7月製品発表、同年10月供給開始に向けて開発要求を行った。
要求した仕様は、▽自動水平制御▽自動耕深制御▽倍速ターン▽ノークラッチ変速▽標準3点リンクのオートヒッチ装着可能(中型クラストラクターは、メーカーごとに作業機の取付ヒッチが異なるが、生産者からはヒッチ統一の強い要望がある。ヒッチ統一で幅広い作業への対応を可能にし、生産面積や栽培品目の拡大を支援することができる)だ。
これは▽JAグループ職員による1万名を超えるアンケートにもとづくニーズ分析▽生産者代表との意見交換を通じたニーズ把握などをもとにまとめた仕様だ。
共同購入の目標台数は2000台(令和2年から4年の3か年で)で、今年の秋から購入の事前申し込みを始め、2年3月末までに台数を取りまとめることにしている。積み上げた台数を背景に全農がスケールメリットを活かしてメーカーから一括して仕入れ、生産者の購入価格引き下げにつなげていく。
現在、取り組んでいる大型トラクター(60馬力クラス)の共同購入では、標準的な同クラスのトラクターと比べ、概ね2~3割の価格引き下げを実現した。平成30年からの3か年で1000台を目標としていたが、30年7月からの1年で1420台の受注が積み上げられており、生産者から高い評価を得ていることが分かる。
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