東出雲のまる畑ほし柿をGIに登録 農水省2019年12月10日
農林水産省は、学識経験者から意見を聴き取るなどの「法定された手続を経て、地理的表示法に基づき生産地や品質などの基準とともに産品を地理的表示(GI)として登録している。
12月10日に、「東出雲のまる畑※ほし柿」をGIとして登録した。島根県では初のGI登録産品となる。
この干し柿の生産地は、島根県松江市東出雲町上意東畑地区で、生産者団体は島根県農業協同組合。
「東出雲のまる畑ほし柿」は、2?4階建ての独特な柿小屋で干し上げる高糖度の干し柿で、糖度は80度前後に達し、上品な甘さがある。表面は白く糖が吹いており、果肉は深みのある橙色。人の耳たぶ程度の適度な柔らかさを持つ。400年以上の干し柿の生産の歴史と伝統、品質の良さで評価されており、お歳暮の高級贈答品としての需要がある。
この地域は、土壌は粘土質が強く保水力・保肥力に優れており、水はけがよいことから、原料の西条柿の栽培に適している。晩秋から初冬にかけて冷涼な季節風が吹き込み、昼夜の寒暖差があるなど、干し柿作りに適している。
この季節風を最大限活用できるよう専用の柿小屋で干し上げることにより高糖度の柿を生産している。
(写真)東出雲のまる畑ほし柿
(※)「まる畑」は、○の中に畑の字
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