高齢者住宅でオンライン面会開始 JAあきた白神2020年9月3日
秋田県のJAあきた白神が運営する特定施設サービス付き高齢者向け住宅「白神憩の郷」で8月24日、LINEアプリを使ったオンライン面会サービスの運用が始まった。
家族とオンライン面会する入居者(秋田県能代市で)
同施設では、新型コロナウイルスの感染を防止するため3月から施設内での面会について原則禁止の措置をとってきた。また、秋田県内でも新型コロナウイルスのクラスター感染が確認され、面会制限の緩和について見通しが立たない状況にあることから、入居者と家族が映像で顔の表情などを確認しながら会話を楽しんでもらえる取り組みを始めた。
オンライン面会サービスは事前登録制で、入居者側は施設のタブレット端末を使い、家族側は自身のスマートフォンなどで簡単に接続できる。実際に利用した入居者は施設のタブレット端末に家族の顔が映し出されると、うれしそうに笑みを浮かべて画面に向かって話しかけていた。
利用した入居者は新サービスについて、「昔はテレビ電話が流行っていたけど、今はこんなにも手軽にできて凄いなと思った。今回はいい機会を与えてくれてありがたい。また、利用してみたい。」と満足そうな様子だった。
同JA福祉介護課の金田大輔課長は「初めての取り組みで、試行錯誤の段階だが、入居者さんが笑顔でご家族と会話している表情を見て安堵した。入居者も家族も本当は直接会って話したいだろうが、コロナ禍においてはご理解をいただいている。画面上でも顔を見て会話することで少しでも入居者と家族が繋がり、安心して暮らしてもらえれば」と話した。
同施設ではサービスの開始について、20日に家族向けに周知したところ、すぐに数件の予約や、問い合わせが入ったという。今後はタブレット端末を2台用意し対応していく。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日