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内閣総理大臣賞 篠崎迅さん(作文:茨城・雨引小6年) 吉江小浜さん(図画:群馬・沢野小5年) 「ごはん・お米とわたし」コンクール2021年12月6日

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JA全中は12月6日、第46回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの各賞を発表した。表彰式は2022(令和4)年1月8日に開かれる。

小・中学生を対象に、毎日のごはんでおいしかった思い出や家族とのコミュニケーションなど「「ごはん・お米」にまつわる作文、図画を募集するこのコンクールは昭和51年から開催し、今年で46回となった。

今回の応募点数は作文部門3万6474点、図画部門4万5951点だった。各都道府県での審査を経て11月16日と19日に東京・大手町のJAビルで全国審査会を開催した。審査会委員長は中村靖彦・東京農業大学客員教授。

審査の結果、作文部門で内閣総理大臣賞に選ばれたのは、茨城県桜川市立雨引小学校6年の篠崎迅さん「ぼくの勝負メシ」。ご飯は大好きだが、陸上競技の大会当日は緊張でご飯がのどを通らない。そんなとき母がピンポン玉サイズの「パワーボール」をすすめた。一流アスリートを支えた必勝フードであることや栄養価値や効果なども調べて書いた。「内容とぴったりあった題名も秀逸」と評価された。

◎「ぼくの勝負メシ」
雨引小 六年 篠﨑 迅

「誕生日おめでとう!かんぱーい!」

ぼくは九月生まれ。祖父の田んぼの稲刈りが終わった次の日に生まれた。祖母に、
「お米ができるの待って出てきたんだよね。」
と今でも笑い話にされるくらい白いご飯が大好きだ。お祝いの乾杯の手に持っているのは、茶わん大盛りのピカピカに光る新米のご飯だ。

しかし、そんな白米大好きのぼくでも、どうしてもご飯がのどを通らない日がある。

ぼくは、走ることが好きで、小学三年生から陸上を始めた。大会の日は、朝から緊張で胸がいっぱいで、食べないと力が出ないことは分かっていても、どうしても食欲がわかない。とりあえず何か口に入れなければ、とゼリー飲料を無理やり流し込む。でも、それではいい記録が出ないことも分かっていた。

そんな時、悩んでいるぼくを見かねた母が色々調べて、ぼくにぴったりなんじゃないかとすすめてくれたのが、「パワーボール」だった。パワーボールは、ピンポン玉サイズのラップでくるまれたおにぎりで、フィギュアスケートの羽生結弦選手やオリンピックの競泳選手をも支えた必勝フードだ。人間の体に必要な栄養素の中で最も重要なのが炭水化物で、体の中で分解されると、グリコーゲンとして筋肉に蓄えられ、運動をする時のエネルギー源になる。これが不足すると、パフォーマンスが低下し、集中力が切れ、ケガのリスクが増えたり、疲れが出やすくなったりするそうだ。そこで、短時間で手軽に栄養補給ができるように考え出されたのがパワーボールで、練習や試合の合間にパクっと食べられる一口おにぎりが、アスリートにとって最適な栄養源というわけだ。日本人にとって食べ慣れた、身近なおにぎりが一流のスポーツ選手を支えていると知っておどろいた。

それを知ってからは、練習や大会の時には、毎回母がパワーボールを作って持たせてくれる。一口サイズで、一つ一つラップで包んであるので、食欲のない時でも一口でパクっと食べられて、少しずつ栄養補給ができる。練習の合間や、大会のレース前の緊張の中でも気負わずに食べられるパワーボールは、今ではぼくにとって欠かすことのできない勝負メシになった。

大会では、スタートだけは自信があって最初とび出しても、後半スタミナ切れで追い抜かれていたぼくも、うまくエネルギー補給ができるようになってからは、最後まで力を出し切れるようになった。改めて、ご飯の底知れないパワーのすごさを知った。周りに比べると、まだまだ体が小さいぼくだが、これからもパワーボールに力をもらって、大好きな陸上を続けていきたい。

朝夕の涼しさに秋の気配を感じる今日このごろ。田んぼの稲が黄金色に輝き始める。夏休みが終わると、ぼくの誕生日がやってくる。今年も、新米で乾杯するのが楽しみだ。

「ごはん・お米とわたし」◎「水田の帰り道」
沢野小 五年 吉江小浜

図画部門の内閣総理大臣賞は、群馬県・太田市立沢野小学校5年の吉江小浜さん「水田の帰り道」。陽が沈むその一瞬の夕空をとらえ、水田に移りこんだ空、太陽、家並みなどを見事な色彩で描き分けていると評価。多くの委員の一押しだったという(=右写真)。

その他の受賞者は以下の通り(敬称略)。

【文部科学大臣賞】
(作文)
○埼玉県さいたま市立大久保小3年 杉森健成「ぼくのこめづくり」

○山形県米沢市立南原小5年 茂木耀義「米の研究をとおして感じたこと」

○長崎県壱岐市立郷ノ浦中3年 横山力蔵「一粒一粒に心を込めて」

(図画)
○鹿児島県鹿児島市立桜丘東小1年 福元翔太「「おにぎりをたべているところ」

○広島県呉市立昭和西小4年 礒辺彩月「土鍋ではじめて鯛飯作ったよ」

○三重県鈴鹿市立大木中2年 湧本菜那「強さの源ごはん!!」

【農林水産大臣賞】
(作文)
○神奈川県平塚市立中原小2年 笹尾歩叶「たのしい日になる」

○福井県越前市武生南小6年 川本一翠「曽祖父のおにぎり」

○茨城県筑西市立下館西中3年 平井華乃「誕生日にはお赤飯でお祝いを」

(図画)
○群馬県太田市立鳥之郷小3年 横倉元「たきたてのごはん」

○大阪府堺市立東三国丘小5年 小林美琴「今日の給食は、ご飯の日」

○愛媛県西条市立河北中1年 田中洸成「努力の賜物」

【全国農業協同組合中央会会長賞】
(作文)
○福井県坂井市立高椋小3年 松田紬希「世界のごはん」

○新潟県上越教育大学付属小6年 池田寛菜「家族が一番のごち走」

○宮崎県都城市立山之口中3年 上徳修資「大好きなお米を守る」(※徳は異体字)

(図画)
○広島県呉市立昭和西小3年 高橋芹奈「カップずしを作ったよ」(※高は異体字)

○香川県高松市立国分寺南部小5年 楠心菜「初めての田植え」

○千葉県四街道市立四街道西中2年 奥田胡春「ライス イズ ライフ!」

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