全農会長賞にJA金沢市 TACパワーアップ大会20222022年11月18日
JA全農は11月17日、神奈川県横浜市で「TACパワーアップ大会2022」を開催した。JA部門の最優秀賞である全農会長賞にはJA金沢市が受賞した。

菅野幸雄JA全農会長は世界全体でSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが行われており、今回大会でも「持続可能な農業」がテーマの一つとなっていることを挙げ「TACは労働力支援、省力低コスト技術の導入、事業承継、環境調和型農業の推進など多様で専門的なニーズに対応している。そのTACの活動が生産基盤を維持し、持続可能な農業につながる」と期待するとともに、「なくてはならない全農をめざし、地域農業の発展に寄与できるよう全国のTACを最大限支援していく」と述べた。
来賓の農水省経営局の長井俊彦審議官は「組合員の要望にていねいに応えていくTACはきわめて重要。JAグループ全体の活性化と農業者の所得向上につながることを期待したい」などと述べた。
JA全青協の佐藤崇史会長は「われわれ農業者には食料供給にためにこれからも生産基盤をつなげていく責務がある。そこに必要なのは、とことん会ってコミュニケーションをするTAC。持続可能な農業農村実現のためTACは希望の星」と述べた。
TACは現在、全国192JAで1534名が活動している。約6万2000経営体の担い手に日々訪問し、意見や要望の聞き取りを年間約51万回行っている。
大会のテーマは「地域の抱える課題の解決による持続可能な農業の実現」、「創意工夫ある出向く活動による担い手の所得増大と生産基盤の強化」、「TAC活動基盤の強化による担い手満足度向上と事業利用の拡大」の3つ。
全農会長賞には石川県のJA金沢市が選ばれた。同JAでは、農家戸数の減少にともなって大規模が進むとともに、経営にシビアな農業経営が増えてJA利用も経営のための「1つの手段」と捉える第2次担い手も出てきた。そうした法人と徹底的に話し合うため3人の専任TACに加えて25人の兼任TACも含めて28人体制で徹底的な情報収集と各課と連携を取った活動の強化などに取り組んだ。目標は月630戸の訪問。
これまで専任TACが担ってきた事業承継やトータルコスト削減、補助事業や融資提案といった「3本の矢」を28人体制で取り組むことで担い手の高度なニーズに対応し、訪問依頼件数が増えるなど、担い手の信頼が高まった。発表した押田哲男担い手支援室長は「農業者に持続可能な農業をしてもらうため時間をかけても課題を解決することがTACの役割」と話した。
また、全国表彰を3回以上受賞したJAで高いレベルのTAC活動を継続しているJAを表彰するTACトップランナーズJAにはJAたじま(兵庫県)が選ばれた。
大会では大会宣言を採択した。
【大会宣言】
我々TACは、
一、担い手とともに歩み、5年後、10年後につながる地域農業をカタチづくります。
一、担い手の経営・生産基盤強化につながる積極的な「出向く活動」を展開します。
一、JAグループの総合力を結集し、担い手の負託に応えます。
受賞JA・TACは以下の通り。
【JA部門】
〇全農会長賞
JA金沢市(石川県)
〇優良賞
JAあさひかわ(北海道)
JAにじ(福岡県)
JA阿蘇(熊本県)
【TAC部門】
〇優秀賞
JAいわて中央(岩手県) 米田菜摘
JA松任(石川県) 中田昌孝
JAしまね(島根県) 片寄俊一
〇優良賞
JA埼玉中央(埼玉県) 内野悟
JAほくさい(埼玉県) 井ノ山俊輔
JA石川かほく(石川県) 山本裕介
JAレーク滋賀(滋賀県) 西村聡司
JA兵庫みらい(兵庫県) 井上貴男
JAしまね(島根県) 永井裕二
JA本渡五和(熊本県) 山下清弥
【TACトップランナーズJA】
JAたじま(兵庫県)
(関連記事)
・「出向いて担い手の悩み解決」JA全農耕種総合対策部・山田正和部長【TACの活動方向を聞く】(22.11.30)
・【TACパワーアップ大会2022】TAC部門 優秀賞(22.11.25)
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