石川佳純さんの全農オフィシャルアンバサダー就任式 看板背負った12年に感謝と今後に期待2023年10月11日
JA全農は10日、東京・大手町のJAビルで開催した「全農オフィシャルアンバサダー就任式」に、卓球元日本代表の石川佳純さんを招いた。全農の事業を幅広くPRするオフィシャルアンバサダーは石川さんが初めてとなる。併せてJA全農職員との交流イベント「感謝の会」を開催し、近況にも触れた。
野口栄代表理事理事長(左)から巨大名刺を受け取る石川佳純さん
就任式に「全農カラー」の赤と白の衣装に身を包んで登壇した石川さん。所属していた現役時代に続き、食と農業の大切さの発信を担うことを明らかにした。JA全農・野口栄代表理事理事長から名刺をかたどったパネルを手渡され、「高校卒業後から所属し、約12年間、ずっと近くで応援いただき大変光栄でした。これからも日本の食の魅力をたくさんの方に伝えていく」と抱負を語った。
アンバサダーとして早速、就任記念キャンペーンを2つ、全農が運営する産地直送通販サイト「JAタウン」で実施する「石川佳純さんと一緒にお米を100俵食べよう!キャンペーン」と「石川さんが選ぶ「食べてみたい!」お米12銘柄プレゼントキャンペーン」を告知。「私も12銘柄を食べたいと思います。奮ってご参加ください」と呼びかけた。
就任式に続き、職員との交流イベント「感謝の会」にも出席した石川さんは、JA全農・安田忠孝代表理事専務から米粒型のメッセージカードを満載した茶碗型のボードを贈られると「選手生活を悔いなく過ごせたのも、常にあたたかく見守ってくださったから。心の支えとなりました」と感謝の気持ちを述べた。
安田忠孝代表理事専務(左)から茶碗型のメッセージボードを手渡される石川佳純さん
参加した職員からは「同じ全農に所属する石川選手が様々な大会で活躍する姿が、感動するとともに、自分のことのように嬉しかった」、「石川選手が活躍する姿をみて、全農に入組を決めた」などの声があがり、「あきらめずに頑張る姿を見てもらえたんだな、と嬉しい気持ちです」と、顔をほころばせた。
続くトークショーでは、2011年7月5日の所属後の初会見時に願い事を書いた短冊が話題に上り、今なら「挑戦中の交流イベント「全農presents石川佳純47都道府県サンクスツアー」が完走できることを願いたい」と話した。
近況について問われると、「朝7時には起きてランニングするのが日課に。現役時代と同じ量を食べ続けたら太ってしまったので、当時の半分くらいの量を、バランス良く食べるようにしている」と話し、場を和ませた。このほか「現役時代にできなかった運転免許取得にむけて頑張っています」と、プライベートでも充実していることを打ち明けた。
5月の引退後も「全農オフィシャルアンバサダー」として迎え、共に歩んでいく方針だ。
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