「あまやさい地産地消推進店」増加へ事業拡大 兵庫県尼崎市2025年5月12日
兵庫県尼崎市は、市内産野菜「あまやさい」の食を切り口とした普及啓発の一環として、令和6年度から、「あまやさい」を使用した料理や調理・加工品を提供・販売する店舗を「あまやさい地産地消推進店」として登録し周知することで「あまやさい」の認知度の向上及び消費の拡大につなげる取組を実施している。令和7年度は、この取組を促進するため新たな事業に取り組む。
「あまやさい地産地消推進店」ステッカー
尼崎市内の農地(合計約80ha、市域の2%弱)の多くは住宅地の間に点在しており、市内の多くの農家は狭い農地を有効に活用し、周辺環境との調和を図りながら、日々の営農を継続。「尼崎の都市農業」は、生産者にとってはすぐ近くに消費者がいること、消費者にとっては生産者の顔がわかる新鮮な野菜を食べることができるというのが、強みであり魅力となっている。
令和7年度5月から、「あまやさいを安定して仕入れたい」「あまやさいを使ってみたい」など地産地消に関心のある飲食店からの要望や、「飲食店との取引に関心はあるが、生産できる量が少ない」「運搬に手間とコストがかかるのがネック」という農家の心配に応えるため、「あまやさい地産地消推進店」が使う「あまやさい」を農業者などが運搬する際に補助する事業を新たに始める。
この取り組みでは、「あまやさい」の良さを引き出す料理人や地産地消への熱い想いを持った店舗と、「あまやさい」を生産する農家をマッチング。店舗等があまやさいを調達するハードルを下げることで推進店への登録を促進し、農家の販路拡大を後押する。あまやさい地産地消推進店を増やすことで、「あまやさい」のさらなる流通を促し、「あまやさい」のブランド化を進める。
◎令和7年度拡充事業の概要
・「あまやさい」の運搬に対する補助
農業者または尼崎市公設地方卸売市場関係者(仲卸業者・売買参加者)が「あまやさい地産地消推進店」登録店舗に「あまやさい」を運搬する場合に、農業者には1回あたり1250円、市場関係者には1回あたり500円の補助。
・「あまやさい地産地消推進店」のPRの強化
PRのためのグッズを追加作成して配布するとともに、推進店登録証を交付。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】とうもろこしにアワノメイガが多誘殺 早めの防除を 北海道2025年7月1日
-
米の高騰一転、産地に懸念 政府が「暴落」の引き金? 小泉劇場に不安広がる2025年7月1日
-
JAcom、インスタ・YouTube・TikTokで農協の魅力を楽しく、かわいく発信中!2025年7月1日
-
米価 5週連続で低下 5kg3801円 農水省調査2025年7月1日
-
【人事異動】農水省(7月1日、6月30日付)2025年7月1日
-
米の増産を 石破総理が強調 米の関係閣僚会議2025年7月1日
-
農水省 熱中症対策を強化 大塚製薬と連携し、コメリのデジタルサイネージで啓発2025年7月1日
-
作況指数公表廃止よりもコメ需給全体の見直しが必要【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月1日
-
【JA人事】JA岡山(岡山県)新会長に三宅雅之氏(6月27日)2025年7月1日
-
【JA人事】JAセレサ川崎(神奈川県)梶稔組合長を再任(6月24日)2025年7月1日
-
【JA人事】JA伊勢(三重県) 新組合長に酒徳雅明氏(6月25日)2025年7月1日
-
米穀の「航空輸送」ANAと実証試験 遠隔地への迅速な輸送体制構築を検証 JA全農2025年7月1日
-
JA全農「国産大豆商品発見コンテスト」開催 国産大豆を見つけて新商品をゲット2025年7月1日
-
こども園で食育活動 JA熊本経済連2025年7月1日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施2025年7月1日
-
7月の飲食料品値上げ2105品目 前年比5倍 価格改定動向調査 帝国データバンク2025年7月1日
-
買い物困難地域を支える移動販売車「EV元気カー」宮崎県内で運用開始 グリーンコープ2025年7月1日
-
コイン精米機が農業食料工学会「2025年度開発賞」を受賞 井関農機2025年7月1日
-
「大きなおむすび 僕の梅おかか」大谷翔平選手パッケージで発売 ファミリーマート2025年7月1日
-
北海道産の生乳使用「Café au Laitカフェオレ」新発売 北海道乳業2025年7月1日