【注意報】ナシにハダニ類 県下全域で多発のおそれ 鳥取県2025年8月8日
鳥取県病害虫防除所は、ナシにハダニ類が県内全域で多発のおそれがあるとして、8月7日に令和7年度病害虫発生予察注意報第4号を発表した。
(提供:鳥取県病害虫防除所)
鳥取県病害虫防除所によると、7月下旬のナシの県内巡回調査において、カンザワハダニの寄生葉率は43.1%(平年:4.6%)と平年に比べて高く、10葉当たりの寄生頭数は34.8頭(平年:0.9頭)と平年に比べて多い(表1、2)。
7月下旬現在、県予察ほ場(園芸試験場、慣行防除体系)におけるカンザワハダニの10葉当たりの寄生個体数は、0.7頭(平年:0.3頭)と平年に比べて多い。
広島地方気象台が7月31日に発表した向こう1か月の気象予報から、今後、ハダニ類の発生に好適な条件になると見込まれ、ナシ園における被害の増加が予想される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)ほ場のハダニ類の発生状況を確認する。ハダニ類の密度は高温乾燥条件下で急激に高まるため、1葉当たりの成虫数1頭を目安に防除を行う。
(2)多発後の散布では十分な効果が認められない事例があるため、少発時からの散布に努める。また、発生密度が高い園では、散布量を増やし、丁寧に薬剤散布する。
(3)ハダニ類は、種類によって薬剤効果が異なるので、種類を十分に見極める。
(4)防除薬剤は表3を参考とする。また、農薬の使用基準を遵守するとともに、使用上の注意事項を守る。
(5)防除を行う際は、農作業安全、熱中症に十分に注意する。
重要な記事
最新の記事
-
【2025国際協同組合年】「協同組合っていいかも!」 若い世代へ発信を 連続シンポ第6回2025年10月15日
-
イネカメムシをムシヒキアブが捕食 「天敵」防除に可能性 有機農研シンポで報告2025年10月15日
-
平成の大合併と地方自治【小松泰信・地方の眼力】2025年10月15日
-
公開シンポ「わが国の農業の将来を考える」11月1日開催 日本農学アカデミー2025年10月15日
-
令和7年度加工食品CFP算定ロールモデル創出へ モデル事業の参加企業を決定 農水省2025年10月15日
-
西崎幸広氏ら元プロ野球選手が指導「JA全農WCBF少年野球教室」草津市で開催2025年10月15日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 三重で開催 JA全農2025年10月15日
-
新米など新潟県特産品が「お客様送料負担なし」キャンペーン実施中 JAタウン2025年10月15日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」マロンゴールドで鹿児島の郷土料理「がね」を調理 JAタウン2025年10月15日
-
みなとみらいでお芋掘り「横浜おいも万博2025」さつまいも収穫体験開催2025年10月15日
-
JA全農京都×JA全農兵庫×JA全農ふくれん「ご当地ピザ」セット販売 JAタウン2025年10月15日
-
2027年国際園芸博にタイ王国が公式参加契約2025年10月15日
-
「水田輪作新技術プロジェクト」キックオフフォーラム開催 農研機構2025年10月15日
-
「第77回秋田県農業機械化ショー」にSAXESシリーズ、KOMECTなど出展 サタケ2025年10月15日
-
「直進アシスト搭載トラクタ」がみどり投資促進税制の対象機械に認定 井関農機2025年10月15日
-
東京駅「秋の味覚マルシェ」で新米や採れたて野菜など販売 さいたま市2025年10月15日
-
県民みんなでつくる「白米LOVE」公開 ごはんのお供をシェア 兵庫県2025年10月15日
-
16日は「世界食料デー」賛同企業など「食」の問題解決へランチタイムに投稿2025年10月15日
-
農機具プライベートブランド「NOUKINAVI+」公式サイト開設 唐沢農機サービス2025年10月15日
-
年に一度の幻のじゃがいも「湖池屋プライドポテト 今金男しゃく 岩塩」新発売2025年10月15日