農業における人手不足解消へ JA全農いわてと業務提携契約を締結 タイミー2023年11月16日
スキマバイトサービス「タイミー」を提供するタイミー(東京都港区)は11月16日、JA全農いわてと業務提携契約を締結したことを発表。同社にとって東北では初めてのJAとの取り組みとなり、岩手県の農業における人手不足解消を目指す。
日本における農業従事者数は減少傾向が続いており、その背景には雇用機会の拡大による都市部への人口流出や農業従事者の高齢化などが指摘されている。岩手県でも同様の傾向で、2020年の県内の基幹的農業従事者は約4.4万人と10年前に比べて3割減少。そのうち65歳以上の人数は約3.3万人と7割強を占める。
同社では近年、「収穫」や「選別・調整」、「出荷」など初めての人でも説明を受ければすぐにできる比較的簡単な業務における活用実績が増えており、8月にはタイミー上で掲載されている農業分野での募集人数が過去最高となった。また、社内では農業専門チームを中心に、農業の人手不足の解消に向けて取り組んでいる。
同社は、2022年10月にJA全農ぐんま、JA静岡経済連と共同事業の基本契約を締結しており、東北6県でのJAとの取り組みは今回が初めて。同契約では、JA全農いわてが窓口となり、県下のJAを取りまとめ、各JAは、JA全農いわてとともに組合員である農家にタイミーを紹介し、各農家での導入を促す。同社だけでなくJA全農いわてと県下のJAが各農家に対してサポートすることで、「タイミー」を利用しやすい体制を構築。さらに、働き手が働きやすい環境を整えるためにマニュアルなどを整備する。
岩手県では、すでにきのこの梱包やほうれん草の袋詰めの業務においてタイミーを活用しており、今回の取り組みにより、岩手県内の農業における人手不足解消と将来的な就農人口の増加につなげていく。
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