【第30回JA全国大会】組織協議案決定 組合員・地域とともに食と農を支える協同の力 全中2024年6月6日
JA全中は6月6日の理事会で「第30回JA全国大会組織協議案」を決定した。8月中旬までJAグループ各段階で組織協議を行い、10月の全中理事会で大会議案として決定、10月18日のJA全国大会で議案を決議する。
山野会長(東京・大手町のJAビル)
メインスローガンは「組合員・地域とともに食と農を支える協同の力」。
サブスローガンは「協同活動と総合事業の好循環」とした。
全中によるとJA全国大会の議案スローガンに「組合員」の文言が盛り込まれたのは初めて。6日の定例会見で山野徹会長は「協同組合の原点である組合員・地域との接点、つながりを意識しながら組織基盤、経営基盤を強化して、JAグループの存在意義を発揮していく」と話した。
そのために大会議案では5つの「戦略」への取り組みを提起している。
1つ目は、次世代の担い手の確保や多様な農業者への支援、環境に配慮した農業の推進などで農業の生産基盤を支え、国産農畜産物の安定供給を実現する「食料・農業戦略」。
2つ目は、協同活動と総合事業を通じた組合員の暮らしと地域社会へに貢献する「くらし・地域戦略」。
3つ目は組合員との対話を通じて願いを把握し、協同活動と総合事業でそれを実現することで組合員との関係強化を図るなど「組織基盤強化戦略」。
4つ目は不断の自己改革で財務・収支の改善を図り持続可能な経営基盤を構築する「経営基盤強化戦略」。
5つ目はJAの存在意義、提供する価値について理解と共感を広めるための「広報戦略」。
山野会長は5つの戦略について「全国のJAの実情や課題に対応して選択し、次期3か年で実践していく。各戦略が有機的に連携して好循環を生み出すことでJAグループの存在意義の発揮につながる」と強調した。
(組織協議案の詳細は後日掲載します)
重要な記事
最新の記事
-
農業と地域を守ってきた誇りを 「第46回農協人文化賞」表彰式・記念パーティー開く2025年7月7日
-
【第46回農協人文化賞】生消連携し食を担う 一般文化部門・グリーンコープ生協連専務 片岡宏明氏2025年7月7日
-
【第46回農協人文化賞】組合員目線を大切に 一般文化部門・神奈川県・横浜農協元専務 海沼正雄氏2025年7月7日
-
【第46回農協人文化賞】変化恐れず「人のため」 一般文化部門・兵庫県・たじま農協組合長 太田垣哲男氏2025年7月7日
-
【注意報】オクラにフタテンミドリヒメヨコバイ 石垣市で多発のおそれ 沖縄県2025年7月7日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「参院選に向けての争点と生活保護費減額問題の関係」弱者の視点忘れずに2025年7月7日
-
参院選アンケート 「所得補償」で違い浮き彫り 関税交渉では与野党ほぼ一致2025年7月7日
-
2025参院選・各党の農政公約 所得補償「食農支払」で農地守る 立憲民主党2025年7月7日
-
2025参院選・各党の農政公約 ミサイルよりコメ、所得補償で農業元気に 社民党2025年7月7日
-
2025参院選・各党の農政公約 農は国の基、「別枠予算」で生産性向上 自由民主党2025年7月7日
-
2025参院選・各党の農政公約 有機推進、「食の知る権利」も 参政党2025年7月7日
-
2025参院選・各党の農政公約 直接支払いで農家の手取り増やす 国民民主党2025年7月7日
-
2025参院選・各党の農政公約 農家所得向上に注力、中山間地支援 公明党2025年7月7日
-
2025参院選・各党の農政公約 価格保障と所得補償で米増産 日本共産党2025年7月7日
-
2025参院選・各党の農政公約 伸ばす農政へ転換、農協法改正も 日本維新の会2025年7月7日
-
2025参院選・各党の農政公約 予算倍増で農家守る、動物福祉も れいわ新選組2025年7月7日
-
【人事異動】農水省(7月8日付)2025年7月7日
-
備蓄米 出荷済75% JA全農2025年7月7日
-
米価下落見通し 大幅増 米穀機構調査2025年7月7日
-
協同組合フェスティバルに仲間由紀恵さんが参加 助け合いの輪を広げたい JA共済連2025年7月7日