全中・東京中央会「1day仕事体験」 学生たち、農家に弾む質問2024年10月9日
10月8日、東京都三鷹市内で「JAグループ・JA中央会組織および東京農業への理解が深まる1day仕事体験」が開かれ、9大学から参加した14人の学生、大学院生が地元農家や全中、東京中央会職員と活発に質疑を交わした。
食と農、JAグループの仕事に関心を持つ学生向けにJA全中と東京中央会が共催した。当初、圃場見学と農作業体験も予定されていたが、あいにくの雨のため、屋内での講演、意見交換となった。
平郡(へぐり)和幸・全中人事課長のあいさつを受け、14人の学生、院生が「好きな国産農産物」や「意気込み」を紹介。場が和んだところで、全中人事課の渡邉歩史さんが日本農業とJAグループ、全中について、東京中央会総務企画課の港孔太さんが東京中央会およびJAグループへの就職活動について説明した。
学生たちは3班に分かれ、平郡課長、渡邉さん、港さん・関根ひよりさん(東京中央会)と意見交換。「全中に入った理由は」「職場の雰囲気は」「育休はとれる?」「異動や出張は」「大変だったことは」など、学生たちからの質問に4人が具体的に答えていった。
野菜農家の森屋賢さん
昼食をはさみ、港さんから東京農業の概要を聞いた後、三鷹市で農業を営む須藤金一さん(植木農家、JA東京青壮年組織協議会顧問)と森屋賢さん(野菜農家、同元副委員長)を囲んで意見交換が行われた。
「JA職員とは日頃、いろんな話をするそのJAを支えているのが中央会だ。国は1農家の声を聞かないが、JAでまとまるから国も動かせる」(森屋さん)、「代々つないできた農地を自分の代でつぶせない。子どもたちに継いでもらうためにも、いろいろ試み農の魅力を背中で見せたい」(須藤さん)といった農家のリアルな話に、学生たちは聴き入っていた。
植木農家の須藤金一さん
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