農協の組合員数1021万人 前年度比0.6%減 2023事業年度 農水省2025年3月28日
農水省は3月25日に2023事業年度の農協と連合会の一斉調査結果を公表した。
組合員数は1021万3000人で前年度に比べ5万9000人(0.6%)減少した。
正組合員は7万9000人(2.0%)減少して385万4000人となり、准組合員は2万人(0.3%)増加して635万9000人となった。
役員数は1万3965人で前年度に比べ628人(4.3%)減少した。このうち女性役員は1488人で前年度に比べ80人(5.7%)増加した。
事業総利益は1兆6298億円で前事業年度に比べて267億円(1.6%)減少した。
信用事業総利益は6846億円で同91億円(1.3%)減少した。共済事業総利益は3697億円で同215億円(5.5%)減少した。
購買事業総利益は2753億円で同14億円(0.5%)増加した。販売事業総利益は1539億円で同16億円(1.1%)増加した。
事業管理費は1兆4699億円で同168億円(1.1%)減少した。人件費は1兆265億円で同179億円(1.7%)減少した。
経常利益は2458億円で同97億円(3.8%)、当期剰余金は1455億円で同194億円(11.8%)それぞれ減少した。
当期剰余金発生農協数は487農協(全体の90.7%)、当期損失金発生農協数は50農協(同9.3%)だった。損失金発生農協は前年度にくらべて17増えた。
経済事業のうち販売品販売・取扱高は4兆4935億円で同1152億円(2.6%)増加した。
このうち農産物は3兆1916億円で同1089億円(3.5%)増、畜産物は1兆3019億円で同63億円(0.5%)増加した。
昨年開催した第30回JA全国大会決議では正組合員の維持、拡大をめざし、正組合員家族の組合員加入や、都市農村交流や食農教育などを接点に准組合員の加入促進や地域住民との関係づくりに取り組むことにしている。2025年度は大会決議実践の初年度となる。
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