JAカントリーエレベーター 食料基地の自信と誇りを CE協が総代会2025年6月5日
全国農協カントリーエレベーター協議会は6月4日、東京・大手町のJAビルで総代会を開き25年度の事業計画を決めた。
あいさつする大林会長
同協議会は1974(昭和49)年に設立された。
4月現在の会員は、39道府県217JA、715施設となっている。総貯蔵量は200万tを超え、米麦の出荷拠点でありわが国の食料基地となっている。
協議会の大林茂松会長は米をめぐる情勢に触れ、備蓄米の放出によって6月末の在庫量は適正在庫を上回ることも考えられ「情勢は不透明」と話し、一方で生産資材価格は高止まりしていることから「再生産を考慮した適正な価格形成が重要になっている」と話すとともに、カントリーエレベーター(CE)の老朽化、オペレーターの育成などの課題のほか、電力費など運営コスト自体が上昇しているなど「早急な対応が求められている。関係機関と連携して課題解決に取り組む」と話した。
来賓の栗原竜也(公財)農業倉庫基金理事長は、CEで事故が発生するとJAにとって大きな損害になるとして事故を未然に防ぐことが重要だとして「清掃が行き届いているCEは事故発生が少ないという知見を得ている。JAの役員は現場巡回して確認を」などと述べた。
JA全農の金森正幸常務は米への関心が高まっているなか「生産者が作った米をしっかり乾燥調整して保管し安定的に届けているCEの重要な役割を適切に情報発信して理解を深めていく努力をしたい」と話した。
25年度はCE施設の衛生管理強化に向け、運営管理・環境整備コンクールの実施や、カントリーエレベーター品質事故・火災予防月間」の設定、オペレーターを対象にした研修会などを実施する。
重要な記事
最新の記事
-
新米の販売数量 前年比7.5万t減 売れ行き鈍る2025年12月24日 -
「旧姓使用の法制化」が仕掛ける罠【小松泰信・地方の眼力】2025年12月24日 -
28年ぶりに10兆円超 2024年の農業総算出額 米や野菜の価格上昇で2025年12月24日 -
鳥インフルエンザ 京都府で国内9例目2025年12月24日 -
JA香川県 部門間連携でネギ、レタスの生産振興へ2025年12月24日 -
地域全体の活性化を目指す 沖縄で生モズクの取り組みに学ぶ【JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト】2025年12月24日 -
産地直送通販サイト「JAタウン」公式アプリダウンロードキャンペーン実施中2025年12月24日 -
焼き芋やスイーツを堪能「三島甘藷祭り」静岡・三島で開催 JAふじ伊豆2025年12月24日 -
愛知県内の全児童養護施設へ新米「あいちのかおり」8トン寄贈 JA愛知信連2025年12月24日 -
花をつくる新メカニズム「フロリゲン・リレー」を発見 横浜市立大など2025年12月24日 -
松岡昌宏が「ミルクランド国王」に就任「北海道 is ミルクランド」発表会 ホクレン2025年12月24日 -
あぐラボ「SusHi Tech Tokyo 2026」アンバサダーに就任2025年12月24日 -
松岡昌宏がミルクランド国王に「北海道isミルクランド」始動 新CMも公開 ホクレン2025年12月24日 -
個人株主向け施設見学会開催 井関農機2025年12月24日 -
農機具更新タイミング分析AI「Metareal AM」プレミアムプランを提供開始 ロゼッタ2025年12月24日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月24日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月24日 -
イチゴ生育予測サービス「BerryCast」1月から提供開始 クロロス2025年12月24日 -
福岡県内3店舗目「カインズ 苅田店」2026年春オープン2025年12月24日 -
東京都日の出町と包括連携協定 健康づくり・地域活性化で官民協働 協同乳業2025年12月24日


































