ヤマト運輸の集荷代行 2JAがサクランボとキュウリからスタート JA全農山形2025年6月18日
JA全農山形とヤマト運輸がこのほど締結した包括連携協定にもとづき、県内の2JA(さがえ西村山、みちのく村山)がすでに輸送契約を結び、集荷代行が始まった。
JA全農山形はこれまで、関連会社に輸送業務を委託していたが「幹線輸送で消費地への運送がメーン」で、農家は農畜産物を自ら集荷場に運んでいた。ヤマト運輸による「生産者の家を回って集荷場に個別配送を行う契約は初めて」という。各JAは「集荷する品目や量などの条件次第」で、ヤマト運輸と個別に輸送契約を結ぶ。
最初は試験的に、JAさがえ西村山がサクランボで契約した。選んだ理由は、収穫時期が早く、同県での果樹栽培が始まって150年という節目にあたることに加え「農家の人手不足により、収穫量、全農への集荷ともに減少」していることが大きかった。そのため集荷できないものもあり、集荷代行により収穫量、集荷とも増やすことができると見ている。
JA全農山形としては今後、ヤマト運輸との輸送契約を「県内すべてのJAに拡大したい」考えで、果実や野菜、米などに順次拡大する見通しだ。6月16日週からは、JAみちのく村山との輸送契約によるキュウリの集荷も始まっている。集荷代行は新たなコストとなるが、JA全農山形は「農畜産物の集荷を連日行うのは相当な時間になる。その時間を栽培などに充てることで、十分な費用対効果が期待できる」としている。
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