経常利益4.5%増 25年度上半期総合JA経営速報 全中2026年2月6日
JA全中は2月5日、2025年度上半期の総合JA経営速報調査結果を公表した。購買、販売事業の伸びで事業利益が増加し経常利益は4.5%増と前年から反転した。
総合JAのうち、6月決算を除いた493JAの上半期経営速報値を集計した。北海道の97JAは事業取扱高のみが集計対象。
貯金は金利上昇の影響による他行との競争や、相続や物価上昇による流出で1.2%減少した。貸出金は住宅ローンが継続的に伸びたことなどから4.6%増加した。有価証券は国債、社債の購入などで9.7%増加した。
長期共済保有高は満期の到来などで2.4%減少した。
購買品供給・取扱高は生活物資では原油高騰で単価が上昇したことで増加したが、生産資材のうち飼料の供給数量の減少で0.7%減少した。
販売品販売・取扱高は米を中心とした高値で6.4%増加した。
損益では信用事業総利益は貯金金利の上昇に伴う利息増加の影響で1.2%減少し、3260億円となった。
共済事業総利益は、生命総合共済、自動車共済を中心とした新規契約が伸びに伴う共済付加収入の増加で0.2%増加し、1827億円となった。
購買事業総利益は、農業機械等の取扱高の増加で4.6%増加し、1176億円となった。
販売事業総利益は米の高値などで8.1%増加し、615億円となった。
その他事業の総利益をあわせた事業総利益は1.6%、117億円増加し、7425億円となった。構成比は信用43.9%(前年同期比1.3%減)、共済24.6%(同0.3%減)、購買15.8%(同0.4%増)、販売8.3%(同0.6%増)となっている。
一方、事業管理費は人件費は0.4%減と縮小したものの、全体としては0.7%増の6788億円となった。
事業総利益が増加したことに伴い、事業利益は12.3%増の637億円となった。
経常利益は事業利益の増加に伴い4.5%増加し、1101億円となった。
2021年度上半期から25年度上半期までの事業取扱高の推移を見ると、貯金は1.3%減、貸出金は13.0%増、有価証券は49.7%増、長期共済保有高は10.5%減、購買品供給・取扱高は1.0%増、販売品販売・取扱高は10.9%増となっている。

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