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JAの活動:第42回農協人文化賞

【第42回農協人文化賞】営農事業部門 島根県農協組合長 石川寿樹氏 前を向き 『人生は挑戦』2022年2月8日

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島根県農業協同組合代表理事組合長 石川寿樹氏

島根県農業協同組合代表理事組合長 石川寿樹氏

私の農協人としてのスタートは、今から約45年前に遡(さかのぼ)る。昭和52(1977)年、当時の出雲市農協に5人の仲間と入組し、63(88)年に退職するまでの11年間、農協のイロハを勉強させていただいた。

職員時代の思い出は、3年半をかけて、出雲市農業協同組合史を編纂(へんさん)したことです。農協の前身組織である産業組合から筆を起こし、出雲市農協が誕生した昭和38(1963)年以降、20年間の歴史を一冊の本にまとめました。

昭和63(1988)年に転機が訪れ、地元の役員を説得して理事に就任。当初、10年は下積みを覚悟していましたが、幸いにも当時の組合長、岸明正氏(のち全農の副会長)のバックアップがあり、一係長から一足飛びに常務理事に就任しました。

常勤としての最初の仕事が、当時生活センターと呼んでいたラピタの大改築でした。隣接地の買収を含め約40億円にもおよぶのるかそるかの大事業でした。平成元(1989)年9月に完成し、当分の間、全国から視察が絶えませんでした。

次に手掛けた仕事が、平成5(1993)年、広報無線の老朽化に伴い、これに代わるものとして「地域情報通信システム」を構築しました。この事業は、市内9000戸を独自の回線で結び、各戸に情報端末機(ファクス電話)を設置して、情報の双交換を行うもの。総工費約20億円の事業でしたが、当時、情報化時代の最先端をゆく事業として、全国から注目を浴びました。

再び転機が訪れたのが平成14(2002)年、常務理事を15年間務めましたが、「驕(おご)る者久しからず」で、退任を余儀なくされました。翌15(2003)年に旧出雲市の市議会議員選挙に挑戦し、JAの仲間の支援を得て初当選を果たしました。6年間の議員生活でしたが、それまでJAの世界しか知らなかった「井の中の蛙」にとって、JAを外から見ることができ、得がたい経験でした。

また、議員活動の傍ら、自ら農業振興を実践するため、平成16(2004)年に農業生産法人桃源を設立、中山間地域でのブドウ作りに挑戦しました。また、平成18(2006)年、出雲市内に直売所を開設。順調に行くかに見えたが、「好事魔多し」で、同年7月に山陰地方を襲った未曾有の豪雨により、ブドウ園が壊滅。さらに平成20(2008)年に、松江市内に直売所の2号店を開設したものの、これも上手く行かず、1年で撤退しました。

そして、捲土重来(けんどちょうらい)を期すべく、平成22(2010)年、出雲ドーム前に直売所・レストラン・洋菓子工房を併設した3号店ともいうべき「ドーム店」を開設しました。

ところで、50歳になっての方向転換は厳しいものがあり、平成21(2009)年に非常勤理事ではあったが、再びJAに復帰しました。その後、JAしまねが誕生した平成27(2015)年に出雲地区本部の副本部長に、さらに翌28(2016)年には出雲地区本部長に就任しました。

出雲地区本部時代に取り組んだ事業として、平成30(2018)年に、高度環境制御型の、いわゆる植物工場の建設に漕ぎつけました。この事業はJAしまねの子会社「JAいずもアグリ開発」を事業主体とし、総事業費約7億円を掛けて16連棟ハウス(9500平方メートル)を建設し、オランダの種苗会社が開発したリーフレタス(サラノバレタス)を周年栽培するもの。事業開始3年度目にして、軌道に乗りつつあります。

県内農業のモデルの植物工場「出雲やさい新話ファーム」県内農業のモデルの植物工場「出雲やさい新話ファーム」

令和元(2019)年6月より、JAしまねの初代組合長萬代宣雄氏、2代目組合長竹下正幸氏の後を受けて、3代目の組合長に就任し、2年6カ月が経過しました。

組合長就任後、最も力を入れて取り組んでいることは、10年先を見通すなかで、二つの事業改革、すなわち営農・経済事業と信用・共済事業の改革を進め、農業振興に最大限傾注できるようなビジネスモデルを作ることであります。

まず、営農経済事業改革については、令和元(2019)年に全農・農林中金の支援を受け、55の改革プランをまとめた。このうち優先度の高い19の主要施策について、令和2(2020)年度より鋭意取り組んでいます。

なお、改革の最終年度である令和4(2022)年度には、営農・経済事業の総利益を約4億円増やすこと、また事業管理費を約4億円削減し、併せて約8億円改善する目標を掲げています。

一方、信用・共済事業の改革では、すでに令和元(2019)年度より11地区本部の金融共済部の廃止、融資業務の集約、店舗の統廃合やATMの廃止などに取り組み、令和3(2021)年度末には累計で約7億9000万円の収支改善が実現できる見通しです。

結びに、この度の農協人文化賞の受賞を契機に、一層精進を重ね、1県1JAの統合効果が最大限発揮できるようなJAしまねを目指し、頑張って参りたい。

座右の銘座右の銘

【略歴】
いしかわ・としき 昭和27(1952)年9月生まれ。昭和52(77)年中央大学法学部卒、昭和52年出雲市農協入組。昭和63(88)年出雲市農協常務理事、平成15(2003)年出雲市議会議員。平成16(04)年農業生産法人「桃源」代表取締役。平成27(15)年島根県農協出雲地区本部常務理事副本部長。令和元(19)年島根県農協代表理事組合長、島根県農協中央会代表理事会長、現在に至る。

【推薦の言葉】
"地域とともに"実践

石川氏は35歳の若さで出雲市農協の常務理事に就任し、大型スーパーマーケット「ラピタ」の建設に取り掛かった。若くしてリーダーシップを発揮し、平成元年にブライダルフロアやフィットネス施設を持つ新しい形の農協直営スーパーマーケットを完成させた。
JAしまね出雲地区本部副本部長として、冬季の野菜栽培が難しい県内農業の一つのモデルとなる高度環境制御栽培施設(植物工場)を建設。
また女性部活動の活性化を進め、JAしまね組合長として、特に各地区本部からの事業要望を取りまとめて支援を行う「JAしまね農業振興支援事業」を行い、園芸重点推進5品目(キャベツ・タマネギ・白ネギ、ミニトマト、アスパラガス)の産地化、しまね和牛の増頭、リースハウス事業による担い手の規模拡大への支援などを進め、農業産出額の拡大に努めている。

【第42回農協人文化賞 受賞21氏の「体験と抱負」紹介】

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