台風6号の影響で病害が発生しやすい 病害虫発生予報第2号2015年5月20日
農水省は5月19日、「病害虫発生予報第2号」を発表した。
向こう1カ月の病害虫の発生予察情報としては、台風6号の影響で、病害が発生しやすい状態であると考えられるので、適宜薬剤防除を実施するなど、病害のまん延防止に努めるよう呼びかけている。とくに、キウイフルーツかいよう病やモモせん孔細菌病などの病害が発生しやすい状態にあると注意を喚起している。
また、麦類赤かび病の発生を防止するため適宜防除に努めて欲しいともしている。
品目別には次のような予報が出されている。
【水稲】
イネ縞葉枯病について、ウイルス媒介虫であるヒメトビウンカの保毒虫の割合が高まっているとして、4月13日時点で、神奈川・茨城・埼玉・群馬の4県から注意報が出されている。その後、新たな注意報の発表はないが、近年、西日本や中部、関東の一部地域で、ヒメトビウンカとイネ縞葉枯秒の発生が多いことから、今後の発生動向に注意が必要だ。
また、イネの補植用取り置き苗密生し、過湿状態となるので、いもち病が発生しやすく、伝染減となりやすいので注意するよう呼びかけている。
【麦】
麦類赤かび病の発生は、東海の一部地域で「多い」、東北、近畿、北九州の一部地域で「やや多い」と予想されており、愛媛県が4月13日、三重県が4月23日、静岡県が4月30日に注意報を発表している。今後、曇雨天が続く場合は、発生が助長されるので、天候の推移に注意し、適期・敵殺な防除に努めるようとしている。
【野菜・花き】
野菜・花きで発生が「多い」「やや多い」と予想される病害虫および地域は表の通り。
【果樹・茶】
果樹・茶で発生が「多い」「やや多い」と予想される病害虫および地域は表の通り。
このほか、都道府県が4月22日以降に発表している「注意報」および「特殊報」は以下の通り。
【注意報】
【特殊報】
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